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2025.10.06 Monday
新しい資本主義?
新しい資本主義実行本部というのがあるらしい。
このページを見ればわかる。 本部長が岸田前総理。 写真に写っているメンツをみると、こんな年寄に新しいナントカが考えられるのかと思う。 その要約版を見ると、「公的需要が都道府県GDPに占める割合(2021年度)」というグラフがある。 上位は予想通り、高知県、沖縄県、鳥取県、秋田県などの地方が並んでいる。 そして、そのコメントに「官公需は地方経済に重要な存在」とある。 要は、官公需というのは税金を使ってやる仕事だ。 それをやるためには、都市部に住んでいる人たちのお金も使う、というか、そちらが主だろう。 それを推し進めるのが「新しい資本主義」なのか。 これは役人主導の社会主義そのものではないか。 固定化した官の制度を見直すとか、いいことも書いているが、全体を通して何をどうするのか、結局今は「デフレ時代を脱却する」ということしかわからない。 もうインフレ時代になっているというのに。 相変わらず、再エネを増やす等と言っているが、これはなにかの間違いではないか。 増やすことが社会の負担を減らすことにならないのは明らかだ。 現に今の再エネの状況を見ればわかる。 地方創生ということも言っていたが、結局官需に頼っているということだ。 それを変えるためにどうするのか。 そのために、どういう痛みがあるのか、何を乗り越えないといけないのか。 結局、彼らのいう「新しい資本主義」は国民から集めた税金を使って、自分たちが恣意的にばらまく、というものではないのか。 そんなものが新しい資本主義であるわけがない。 それは古臭い社会主義だと思う。 |
