|
2025.09.24 Wednesday
Physical AI
これまでのAIは、知能を助けるものだった。
だった、というほどの歴史があるわけではないが、キーボードや声でテキスト入力して使うもの、というのが役割。 これだけでも、AIの力はすごいものだ。 それを更に一歩前進させ、物理的に人間を補佐するところまでやるのが、Phycal AIというもの。 AIに使われる半導体の大手、NVIDIAが今年の1月にラスベガスの見本市で投げかけたらしい。 AIの用途を広げよう、ということだろう。 Phycal AIは自律的に動いて、指示されたことをする。 NVIDIAの発表があってから8ヶ月。 記事によると、実用化されたPhycal AIは、倉庫や薬局、手術室などですでに働いているということだ。 近所のガストでは、ネコ型ロボットが配膳している。 外食産業は人手不足だが、それを補っている。 それの進化版がPhycal AIというものだろう。 今のAIはクリエイティブな仕事や、ホワイトカラーの仕事を奪っていくと思う。 でも、実際に人間が身体を使う仕事は今のAIでは無理だ。 それが人間の飯の種になる。 そういう社会を作ってきたのだ。 でも、いよいよ身体を使う仕事も置き換わっていく。 それがPhycal AIだろう。 きっとこれもどんどん進化していくのだろう。 どんどん演算速度が早くなり、動きも早くなる。 複雑な仕事も、いずれはできるようになるだろう。 接客もできるようになるかもしれない。 そうなった時には、人間は何をしているのだろうか。 それを考えるのは、誰なのか。 Phycal AIを搭載したロボットが何でもできるようになった社会。 手塚治虫のアトムの世界だ。 アトムの家族はみんなロボットだった。 あのマンガには人間も出てきていたが、Physical AIが行き渡った社会はどうなるのだろう。 手塚先生に聞いてみたい。 |
