考えたこと2

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TOP10%補正論文数
文科省が「科学技術指標2025」を発表した。

TOP10%補正論文数という数字が使われている。
この意味は「特定の分野と年に発表された論文の中で、被引用数が上位10%に入る論文を抽出し、その論文数を、論文全体の数に対して1/10になるように補正した数値のことです。これは、論文の質的な評価指標として用いられ、国の科学研究力を測る上で重要な指標の一つとされています。」ということ。

要するに重要な論文がいくつ出たかという指標だ。
これが1993年に米英に次ぐ3位だったのだが、ずっと下がり続けてG7の中で3年連続最下位。
実際には13位という位置だ。

この30年の間に、どんどん落ちた。
科学技術立国などと言っていたが、それもちょっと無理かもしれない。
今はまだ過去の遺産で食っていけるが、それももう続かないと思う。

Japan as No.1などと言っている頃は、お金に余裕もあったし、若い人も多かった。
それが、バブルが崩壊し、家電もコンピューターも海外に取られ、かろうじて自動車だけが残っている。
やっぱり豊かにならないとダメなのだろう。

経済的に豊かなのが先か、科学技術力の高さが先か、それは難しいが…。

円安が進み、観光立国などと言っているが、それはとりも直さず科学技術で負けて国が弱くなったということだと思う。
観光よりも技術力を持った製造業のほうが圧倒的に付加価値が大きく、GDPに貢献する。

しかし、最下位は情けない。

栄枯盛衰という言葉を文字通り実現している。

今頃になって、文科省は理系に力を入れると言っているが、間に合うのだろうか…。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:13 | comments(0) | trackbacks(0) |

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