考えたこと2 | 老いること

2025.04.15 Tuesday

老いること

人生は1回きり。
若い時には、自分が年を取るということを想像すらしなかった。
それでも、両親を見送るとぼちぼち感じるようになる。
人生100年という時代らしいが、老いを感じるのには60年ちょっとだ。

ぼくも68歳になって、どんどん老いを感じるようになった。
階段を使うときには、若い人に抜かれていく。
老眼が進み、遠近両用の眼鏡をかけていると、足もとを見る像がゆがむ。
だんだん、生きているのがしんどくなる。

最近は糖尿病と言われ、食事療法みたいなものをやって、以前の脳梗塞の時の薬と合わせて服用するものが増えた。
まだ仕事をしているが、いずれ仕事を辞めて社会の重荷になると思うと、なんだか嫌になる。

近頃は何でもスマホになっている。
あんな小さな画面でよく操作できるなと思うが、これも仕方がない。
だんだんと世の中についていけなくなってくる。
仕事をしている間はまだ何となくついて行っているが、これももうしんどくなるのだろう。

この秋にはWindows10がサポート終了で、11に上げないとダメとのこと。
もうデスクトップは必要ないかとも思う。

本棚を見ても、読んでない本がたまっているし、若い頃に読んで茶色に変色した文庫本などもある。
いつか整理しないといけないが、面倒だ。
結局実家の本は、新しい文庫は一部持って帰ったが、残りは実家じまいの時に処分した。
父と母がどれだけ大事に思っていたかもわからない。

古いレコードもあるし、まだMDやカセットも一部残っている。
ビデオテープもある。
8㎜とVHSは処分したが、VHSのコンパクトなやつなど、残っていたりする。

そんなことを考えていると、もっと億劫になる。
残したら残したで、迷惑になるだろうと思う。

老いることは面倒くさい。