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2024.12.22 Sunday
JLPT
JLPTというのは日本語能力試験のこと。
Japanese Language Proficiency Testの略。 日本に来る技能実習生の人たちは、この少なくともこのテストでN5(5級)以上は取らないといけない。 英語の英検やTOEICみたいなものだ。 留学生たちの場合、母国で日本語を習い始め、少しは日本語が話せるようになってから、来日する人が多い。 そして、日本で専門学校で半年から1年半くらいの間、日本語の勉強をする。 大学に入学する場合(当然、国費留学生のような人は除いて)、最低でもN3レベルは求められる。 いくら、定員が割れていても、最低限ということだ。 中にはひどい専門学校もあり、N3レベル、という触れ込みで専門学校から入学してくる留学生もいる。 そういう学生はだいたいN4のレベルだ。 日本語での授業はほとんどわからないと言っていい。 JLPTのレベルの位置づけは下記。 N1:上級レベル ・専門的な内容の文書の読解や、ビジネスの場での高度なコミュニケーションが可能。 ・難解な新聞記事や専門書、映画やニュースの内容を理解できる。 N2:中上級レベル ・一般的な内容の文書の読解や、日常生活・学習・仕事上の会話がスムーズに行える。 ・複雑な内容や抽象的なテーマに関する文章の理解が可能。 N3:中級レベル ・日常的なシーンでの会話や、一般的な内容の文書の読解ができる。 ・N2とN4の中間的な難易度。 N4:中初級レベル ・日常生活の中での基本的な会話や、簡単な文章の読解ができる。 ・基本的な文法や語彙、日常的な会話の理解が求められる。 N5:初級レベル ・シンプルな日常会話や、非常に簡単な文章の読解ができる。 ・日本語の基礎的な文法や語彙の理解が求められる。 最近N1を取った学生に聞くと、過去問に比べて、最近のN1は易しくなっているという。 たしかに、N1の漢字の出題範囲を見ると「笏」や「彭」のような、普通の日本人には読めない漢字もたくさん含まれていて、ちょっと難しすぎると思う。 国際教育支援協会の役員名簿をみると、会社役員の兼任や、学校関係が多い。 社員数は60名。 実施母体は公益財団法人日本国際教育支援協会と 独立行政法人国際交流基金。 常勤理事長の井上氏は、元文部官僚で今年76歳で亡くなっており、池田氏が代理で名簿に載っている。 76歳でも務まる程度の名誉職で、報酬をたくさんもらう天下りなのだろう。 池田氏は平成19年度の文科省の課長として名前が出ている。 奥村氏もおそらく文科省の天下りだと思われる。 なんだかJLPTについて調べていると、アホらしくなってきた。 社員60人の団体はなんのためにあるのか。 まるで天下りを食わせるためにあるようなものだ。 こんなことをしているから、無駄な金が発生する。 文科省が直接外部に委託して実施したらいいと思う。 |
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