考えたこと2

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リチウム電池の火災
リチウム電池は性能はいいのだが、使い方を間違えると火災の原因になることがある。
Wall Street Journalに「グリーンエネルギーの未来、消化器は必需品」という記事があった。

リチウム電池はエネルギー密度が高いから、性能がいいのだが、そういうものが発火すると高熱で燃えて爆発する可能性があるという。
航空会社では、預け入れ荷物の中にリチウム電池を入れることを禁止しているらしい。

実際に幹線道路や工場、民家のガレージ、倉庫などで火災が起こっているとのこと。
韓国で地下駐車場に止めたEVのリチウム電池が発火して、1棟まるごと燃えてしまったというニュースもあった。
韓国の電池製造工場では電池が燃えて、燃焼で放出された有毒ガスで22人亡くなった。

ヨーロッパはグリーンを目指しているので、それだけ電池の事故も多くなる。
スコットランドの電池リサイクル施設で、2件大規模火災があった。
近隣住民は有毒ガスを警戒して、窓を閉めて屋内にとどまるように、という指示が出た。

アメリカでもEVが増えて、テスラの電動大型トラックが事故を起こし、大規模な火災になって、15時間も道路閉鎖になったとのこと。
EVを作っている工場でも火災が発生して50台以上が破壊されている。
今のリチウム電池はそういう危険性を秘めているということだ。

環境に熱心なカリフォルニアでは太陽光の有効利用のために、蓄電を発電者に義務付けたらしいが、これがリチウム電池の大規模施設になる。
電気代が高くなったが、それ以外に爆発の危険性も増えたということだ。

日本でも、あらゆる乾電池駆動だったものが、リチウム電池で充電式になりつつある。
小さなものではヘッドフォンや、ポータブルファンなど。
大きなものでは、ハイブリッド車などに搭載されている。

こないだ、去年もらったポータブルファンが動かなくなったのだが、ネットで見るとリチウム電池の保護回路が過剰に保護して、充電できなくなったということらしい。
自分で分解しようにも、接着されているから壊すしかない。
動かないのだから、壊してもいいのだが…。

こういうものは希少金属のリチウムの有効活用のために、回収して原材料を使うべきだと思うのだが、そんなことは考えられていない。

みんなそういうものを捨てるときにはどうしているのだろうか。
ヘッドフォンに入っているリチウムなどはごく少量だから、燃えるゴミで出すのだろうか。

今の勢いでリチウム電池が増えたら、そういうものをどうやって回収するか、ということも考えていかないといけない。

AIに聞くと、「小型のリチウムイオン電池は、機器から取り外してビニールテープなどで絶縁処理をした後、電器店やホームセンターなどの「産廃排出協力店」に持っていく。」という返事。
でも、その後に、「リチウムイオン電池を取り外せない家電製品を無理に解体・分解して、中身の電池を取り外そうとすると危険です。」とも書いてある。
どうせいいうねん、ということだ。

日本容器包装リサイクル協会というところのページには「【お願い】リチウムイオン電池を含む電子機器を混ぜないで!」とも書いてあった。
当然だろう。

ぼくの住んでいる市のリチウム電池の捨て方を検索すると、「まず、小型充電式電池を製品本体から取り外してください。 取り外した小型充電式電池のうち、リサイクルマークが記載されているものは、リサイクル協力店の回収ボックスへお持込みください。 リサイクルマークがないもの、膨張しているものは、家庭ごみ案内センターにご相談ください。」という結果。

SDGsや環境のことを重視しているという宣伝はするが、自治体のやっていることはこんなことだ。
テレビに出てくる「専門家」の意見を聞いてみたいものだ。
あの連中がちゃんとリサイクルを考えているとは思えない。
まず、自分ができることからやらないといけないと思う。

だいたい、取り外し方もわからず、困っているのだが…。
とりあえず、カナヅチで叩き割ろうかな。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) |

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