考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
落語研究会
今日もリハビリのときに大学1回生の実習生が来ていた。
2人組の女性。
作業療法士を目指しているという。

理学療法士のY先生についてリハビリをやっているのだが、今日は痛い膝のチェック。
その後、足の運動と自転車漕ぎ15分。

自転車を漕いでいる間、話をする。
Y先生は27歳。
わりと話しやすい先生だ。

実習生が19歳というと、そんな頃もあったかなあと思わず口から出た。
あったでしょう、と言われ、ぼくは19の頃何を一生懸命していたのか?と聞かれた。
落語です、と答えると3人揃って落語?というリアクション。
今の若い人たちは落語など聞いたことがないのだろう。

ぼくの19歳の頃は、落語ブームで、どこの大学でも落語研究会があった、という話をした。
それ以上突っ込みようがなかったのか、そこで3人揃って「へー」と言って終わった。
きっと小話とか謎掛けとか言う言葉も通じないのだ。

今の時代、落語は滅びゆく運命なのかなと思った。

27歳のY先生ですら、テレビは朝起きてニュースを流して聞いているだけ、という。
実習生2人は全く見ない、という返事。
YoutubeやInstagram、Tiktokなどを見ているのだろう。

Y先生は仕事を初めて、患者に高齢者が多く、その人達は病院の中でもテレビを見るので、話題づくりのために朝のニュースを流しているいうことだった。

そういう努力は大事やで、と実習生2人に話したら、うなずいていた。
本当にそう思ったかどうかはわからないが…。

自分が一生懸命になったものがなくなっていくのは、やっぱり残念だ。

それを食い止めるために、桂文枝が繁昌亭などの定席を作ったのだが、これからの時代、難しいかもしれない。

歌を筆頭に、みんなで共有するということがどんどん失われていく。
流行歌というものがなくなって、レコード大賞も廃れた。

そして、自分だけの面白さなどがもてはやされる。
ショート動画の面白さなど、たしかにわかるのだが、あれは芸ではないように思う。
でも、時代には抗えない。

今の若手の落語家たちは、どんな問題意識を持っているんだろうか。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 14:26 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/243716
トラックバック