考えたこと2

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頑張れと言われても
看護婦さんや担当医に「明日手術、頑張ってください」と言われる。
ぼく自身も他人の手術等で同じようなことを言ってきたが、言われる方になったのは初めて。

こないだ全身麻酔の経験者に聞いたら、始まって5秒で終わって、あとは病室に戻っていると聞いた。
ということになると、どう頑張っていいのかと思う。

よく考えたら、勝手なことを言っていたものだ。
本人は頑張りようがない。
頑張るのは医療スタッフなのだ。

でもその医療スタッフが「頑張ってください」というところをみると、やっぱり本人も、意識はないが頑張らないといけないということだろう。
普通に生きているよりは、格段に高いリスクに挑むことなのだから、声をかけるなら「頑張って」しかないのかと思う。

しかし、どう頑張ればいいのかわからない。
高齢化社会の日本だから、80代になっても手術はするらしいので、66歳ならまあ大丈夫かとも思う。
難易度は10段階中5と言っていたので、まあ普通のレベルだと思うから、これも大丈夫だろうとも思う。
でも要するに他人任せなのだ。
そんなことを考えていると、頭の中がいっぱいになって、もう考えるのが面倒になる。

リハビリの先生も来て、今の運動能力を記録しておくということで、立ったり、歩いたり、反射を見たりした。
手術では筋膜も切るということで、ドレーンを抜く管が切ったところにつながり、2日ほど立つことができないので排尿も管をつける。
明日はICUに一泊することになる。
この2日間が一番しんどいということだった。
そんなことを聞くと、よけいに心配になる。

こういうのを「まな板の上の鯉」というのだろう。
亡き父が昔心臓のバイパス手術をしたが、あのときの気持はどうだったんだろうと思う。
あの時はぼくは若かったから、勝手に「大丈夫だろう」と思っていた。
病室から手術室に行くときに、周りの人たちから「頑張って」と声がかかっていたなあ。

ぼくはついこないだ母を見送ったので、もう心配事はない。
家内も未だに仕事しているし、息子たちは東京で自活している。
幸せなことだと思う。

ぼく自身仕事もしているし、ギターの教室もやっている。
そういう社会的なつながりが、人を生かすのだろう。

歴史の中で見たら、普通の人の人生などちっぽけなものだ。
もう66年も生きた。
世界でも稀な高度成長の時代を過ごし、今でも世界の人口で言えばコンマ001%くらいの豊かさで生きてきた。
そんな人生を送ってきたのだ。
恵まれた人生だったと思う。

でも、歴史の必然か、日本はこれから人口が減り、よほどうまくやらない限り衰退すると思う。
ま、そんなことは今考えても仕方がない。

やはり明日はわけがわからないが、頑張ろうと思う。

明日は手術の後ICUに1泊するとのこと。
ブログはお休みです。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 19:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

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