考えたこと2

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従業員エンゲージメント
ギャラップという会社の調査によると、「日本企業における熱意あふれる(従業員エンゲージメントの強い)社員の比率はわずか5%。なんと、調査対象129カ国中128位である。」とのこと。

ぼくは47歳の時に勤めていた会社を辞めたが、エンゲージメントは低くなかったと思っている。
特に当時の技術部は自由でやりたいことがやれて、いい会社だった。
最後の仕事になった図面のプロジェクトにしても、ぼくが言い出しっぺになって、数人でやったプロジェクト。
それに3000万円ほど出してもらった。

それまではタイヤの設計でOEMの仕事。
毎週たくさんの試作をやったが、経費のことは考えたことがなかった。
総試作数が決まっていたから、関係なかったのかもしれないが、おかげで金の心配はしたことがなかった。

だから、エンゲージメントが高くなったとは言わないが、いろんな不満はあっても会社は好きだったし、ある意味ワーカホリックでもあった。
使命感みたいなものも持っていたからだ。

自動車関連だったので、80年代途中から海外の仕事も多かった。
日本の自動車産業がアメリカから叩かれ、現地生産に舵を切ったころだ。
最盛期は夜中がアメリカの早朝なので、夜中に電話会議をしていた。
もちろん、普通に出社して、夜中までやっていたのだ。
当時は英語で話して、英語でFAXを書き、おかげで英検の準1級を取った。

日本の高度成長期にそういう仕事に打ち込めたのは、家族には悪いことをしたと思っているが、ある意味幸せな事だったと思っている。
飛行機は嫌いだが、ベルギー、ドイツ、フランス、イギリス、ルクセンブルグ、アメリカ、インドネシア、中国、香港などの海外で仕事もできた。

もともと、神戸にあるというだけで入った会社だったが、いい経験をさせてもらったと思う。
そんな風に思えるのは、やっぱり従業員エンゲージメントが高いということだろう。

そういう人は当時はそこそこ多かったと思う。
業界に勢いがあったからか、日本がそういう時期だったのか、何が決め手だったのかはわからないが…。

でも、今は128位だという。
今の日本が置かれている立場がそうさせているのだろうか。

高度成長期にもてはやされた、年功序列、終身雇用という制度が時代遅れなのはわかる。
それでも、簡単には変えられないという。

戦後70年、もう一度外圧が必要なのだろうか。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) |

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