考えたこと2

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奨学金
今日は給付の奨学金を申請している学生が来た。
筆記試験の相談だったが、申請書を見せてもらった。

家計困窮の奨学金ということで、困窮の理由が必要。
書いてあるのは学校に2名の枠。
宗教関係の財団で、1人80万円という額だ。

父親は店舗経営だが、コロナ禍でお客さんが減り、大変だという。
それが3年も続いている。
煽った連中は本当に罪深い。

母親も働いているが、姉弟3人で今年妹が大学入学。
本人も深夜までアルバイトをしたりしているが、やっぱり苦しい。
妹がアルバイトばかりにならないように、自分は少しでも頑張りたいということが書いてあった。

成績は優秀で、学内活動も頑張っており、本当に助けてあげたい学生。
申請書の中の一節にこんな意味のことが書いてあった。

「その時、私は話を聞いて初めて涙を流しました。当時、学校で一番強くてハードな部活に所属していて、大会前だった夏休み期間は1週間の合宿に加えて、週6日間9時から16時までみっちりハードな練習を繰り返していました。上下関係も厳しく、精神的にも体力的にも疲れ果てていました。帰宅してからも、兄弟間の関係がよくなかったり、両親が共働きで家事をお願いされたり、息をつく暇もありませんでした。こんなにしんどい生活を送るなら、いっそ私なんていない方が良いのかなと感じたことも少なくありませんでした。そんなハードな夏休み期間が終わり、嫌々ながらも礼拝に出席した私でしたが、その時のお話は、「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。」という内容でした。その時、私はいかに自分が追い詰められているのかに気づくことができ、その言葉を知ってからは、予想できない先々のことまで考えて苦しくなるより、今の自分に今できることだけを精一杯やれば大丈夫、という考え方に変わることができ、とても気が楽になったことを鮮明に覚えています。」

こういうことが書けるというのは、本気で頑張ってきた証拠だと思う。
おそらく、そういう学生がたくさん困っているのだ。

コロナ禍で使った100兆円に比べれば、80万円など吹けば飛ぶような金額。
100兆円使ったということは、それで潤った業界があるということだ。
もういい加減にしたらどうかと思う。

昨日の医師会長の「人と接する場所に行くときはみずから検査することが当たり前になるような世の中にすることが今後は必要だ」という話など、だれが検査代を出しているか、という感覚が全くない。
検査はお金がかかるのだ。

保険制度というのは要は税金で面倒をみている、ということだ。
それを使わせてもらっている、という感謝などかけらもない。

一体何様だと思っているのだろう。

この学生の爪の垢でも煎じて飲めばいいのだ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) |

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