考えたこと2

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ESG投資?脱炭素?
日経の有料記事。

「世界の企業に脱炭素への移行を迫るESG(環境・社会・企業統治)に逆風が吹いている。世界最大の運用会社、米ブラックロックは2022年の株主総会で米国の環境・社会問題に関する株主提案に賛成した割合が24%と、21年の43%からほぼ半減したと明らかにした。」

ウクライナ危機でエネルギーコストが急騰し、化石燃料の需要が回復していることや、高インフレの対策等もあって、脱炭素化を加速させることはエネルギーコストを上げるということがわかってきたからだろう。

そもそも株式会社というのは、利益を追求することが目的だ。
それを社会正義ぶった言説で縛ろうとするのが、間違っているのだと思う。
実際、めいめいが利益を追求してきて、世界は豊かになったし、それは正義とは関係ないのだ。

「ESG」という一見もっともな目的を掲げられると、それに従わないといけないと思う経営者も多いだろう。
ブラックロックのような投資会社がその旗振りをすると、そう思う人達がそこにお金を預ける。
CO2を悪として、排出量の多い企業はブラックロックからは投資が受けられない。
地球温暖化は社会問題だから、温暖化を促進する企業もまた投資を受けられない。

でも、今回のニュースはそれに賛同する人たちが減っているということだ。
それはそうだろう。
そんなことをやっても、儲からないからだ。
お金を減らしたい人はぜひやってもらえればいい。

ぼくはESG投資というのは行き過ぎていると思う。
主旨には賛同するが、性急すぎる。
何が何でもCO2の排出量をトータルゼロにしないといけない、という考えは狂っているとすら思う。

もうそれは宗教の世界だ。
人が呼吸するだけで、CO2は出るのだから、どうしようもない。
究極は、人類を滅亡させるのが一番だ。

ぼくが会社に入った頃は第二次オイルショックの時期。
採用のボトムだ。
必死で省エネをやっていた。

オフィスの蛍光灯には一つずつスイッチがぶら下がっていて、離席のときには消していたりした。
当時は排熱で暑かった工場の中は、どんどん熱くなくなっていった。
熱の無駄遣いをなくすことが、省エネにつながるからだ。

省エネの製品を競って出していた。
結果的に、それが日本の競争力になったのだと思う。

今の脱炭素の技術のほとんどはエネルギーの無駄遣いだと思う。
化石燃料からアンモニアや水素を作って、それを使えばクリーンなエネルギーだという。
化石燃料をそのまま燃やす方がマシではないのか。
作る段階でもCO2は出るのだから、それはどうカウントするのか。
燃焼を制御して、より少ない燃料でよりたくさん燃やす仕組みのほうが大事ではないのか。

画期的な技術を開発するのは進めるべきだと思うが、それが出来るまでは省エネでやるべきだと思う。

そういう技術が進んだから、日本の出すCO2は世界の3%でしかない。
中国やアメリカとは桁違いだ。

時代遅れかもしれないが…。





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