考えたこと2

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Webの宣伝文
読ませる文章のコツは、次の文章が読みたくなるように書くこと、という本が出た。
本の名前は『稼ぐ人の「超速」文章術』。
著者の中野巧氏は「ウェブの文章表現では1行目でほぼ全て決まる。読まれるタイトルや書きだしは10パターンに分類できる」と言っている。

著者のプロフィールを見ると「10年書き続けてきた独自の文章メソッドを1枚のチャートに結晶化し、『エンパシーライティング®』を開発。講座は毎回即完売という人気の高さで、そのメソッドは、企業研修や広告代理店、通販企業での導入、公教育での授業、また海外へも広がりはじめている。」と書いてあった。

最近は、こういう人がハウツー本を出すことが多い。
昔なら、作家や評論家が文章のプロだったが、最近は文章を発表する機会も増えて、こういう人が出てきた。

中野氏の「ウェブ文章表現の2行目を読ませるタイトル・書き出しの10のパターン」を紹介すると…

1.話題性:世の中の注目が高いワードで引きつける
2.数字:説得力のある数字を挿入する
3.損得:相手が一瞬で釘づけになるほど欲しい(損したくない)もの
4.疑問:答えをどうしても知りたい内容
5.対立:真逆の概念を結びつける
6.逆説:相手の常識の意表を突く
7.権威:信頼してもらうための根拠
8.擬音:擬音から文章を始める
9.会話:会話から文章を始める
10.名言:名言や格言から文章を始める(もじるのもよい)

これを見てもわかるが、要は広告の文章だ。
今までは広告の文章を書くのはコピーライターの仕事だったが、今はWebができて宣伝用の文章を書く人が増えた。
ブログやNote、SNSなどというメディアができて、一見宣伝ではないような宣伝も増えた。
Webのライターに製品を使ってもらって、感想を書いてもらう(もちろんギャラは払う)という方法もある。

なにかを調べようとして、Googleの上位に出てくるサイトを見たら、説明の中にさりげなく「こういう便利なものがある」などと書いてあったりする。
一見広告とは見えないだけに、ややこしい。
親切で書いているのか、宣伝で書いているのかわからないが…。

書く方も、ギャラをもらってしまうと、どうしてもいいことを書いてしまう。
ここはもう一つ、というところがあっても、おそらく書かない。
中にはそれを嫌って、「自前で購入してレビューしている」という記事もある。

これこそ「この記事はどこそこからギャラをもらって書いています」というクレジットを入れないといけないと思う。

テレビのCMにはJAROというのがあるが、Webの広告にもそういう機関が必要だ。




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