考えたこと2

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ゼロリスク
人間は進化の過程で、「不安」という感情にこだわる人たちが生き残ってきた。
要するに、命が危ないかもしれない、と思うとそれを最優先で考えるということだ。
これが今のゼロリスクの志向になっている。

福島原発にしても、マスコミも含めて危険を煽る人たちが重用され、やらなくてもいい避難をさせ、人的被害を増やした。
処理水の問題にしても同じだ。
今回のコロナも、今やインフルエンザと変わらない(死者数は圧倒的にインフルエンザのほうが多い)のに、未だにマスクをして怖がっている。

間違った報道や意見を述べた人たちは野放しだ。
危険サイドに大きく振った意見は、間違っても許される。
42万人が亡くなるという、今となっては大ボラと言ってもいい意見を宣伝した教授は何も責任を問われない。
普通の会社なら、予想が2桁間違ったらクビが飛ぶだろう。

原発を止めたおかげで、エネルギーコストが上がり、電気代をたくさん取られ、企業がどんどん海外に出ていっても、誰も何も言われない。
本当に意味不明なことが起こっている。

ぼくの感じでは、昔よりもそういう動きがひどくなっていると思う。
その原因は情報が多すぎることにあるのかもしれない。

特にソーシャルメディアだ。
ツイッター、フェイスブックなどを見ていると、自分のタイムラインしか世の中で起こっていないような錯覚に陥る。
自分が選んで表示させているだけなのに、それが全てだと思うのだ。

そこに恐怖を煽るゼロリスクのバイアスがかかる。
恐怖心を警戒する本能が強いから、そういう意見ばかりになる。

本当はマスコミはいろんな意見を紹介するべきなのに、今や伝統的なマスコミはオワコンになりつつあるから人々の恐怖を煽る方に偏る。
65歳以上が1/3になった今、高齢化もそれに拍車をかけている。

そういうふうにして、多くの人は限りなくゼロリスクの方に流れていく。
安全では満足できない。安心がほしいということになる。

それがどれだけ社会の無駄を生み、経済活動を破壊するかなど関係ない。
年金生活者が増えることは「安心」のバイアスを大きくする方向だ。
どれだけ経済活動が破壊されても、関係なくお金が入るからだ。

今回のコロナの過度の自粛で、どれだけ若い人たちの働く場所が減っているか。

考えてみてほしい。



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