考えたこと2

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ビッグデーター駆使?
文科省が先月小中高校などの教育に、先進的なIT技術を活用するという計画を出した。
それによると、2025年度までに、児童生徒1人につき1台の教育用のパソコンやタブレットが利用できる環境を整備するらしい。

さらに、全国的に生徒の個人データーを集め、ビッグデーターをAIで解析して、それをもとに子供が自発的な学習をするのに最適な教材を勧めたり、苦手分野を学び直すためのオーダーメードのドリルを作成したりすることを考えているらしい。

また絵に描いた餅になるのではないか。

今の小中学校の教員にどれだけのITリテラシーがあるのか、そういう調査は聞いたことがない。
小学校では、プログラミングの教育をすることになっているが、それをやる教員の訓練などどうなっているのか。
また総合学習のときみたいに、現場に丸投げで結局遊びになって、他の科目の時間を減らしただけという結果になるに決まっている。

英語だって、文科省が教員に望むレベル(中高で英検準1級を望んでいる)に満ちている人は小学校では1%だという。
未だに小学校の教員の資格をとるために、英語は必要とされていない状態。
もう来年から正式教科になるというのに、このていたらく。

文科省という役所はつくづくバカな役所だと思う。
時代時代で問題があれば、付け焼き刃の対策をして、根本は全く変えない。

落ちこぼれが問題になったら、臭いものにはフタで、修得主義をやめて、履修主義に変えた。
追試に合格しなくても、決められた時間補習授業を受けたらいい、ということだ。
補習の時間はとりあえず座って聞いていればOKだ。
これなら落ちこぼれるはずがない。

それでなくても、小学校の割合や分数でつまづいている生徒が多いのに、どうして修得主義にしないのか。
大学を卒業した学生の就職筆記試験の数学の内容が、「小学校から高校1年までの数学」になっていることをオカシイとは思わないのだろうか。

そんな文科省が作った工程表が信じられるだろうか。

これなら、タブレットを与えて、今の教員は何もせず、リクルートがやっているスタディサプリでもやったほうがいいと思う。
プログラミングの授業の開発もリクルートにやってもらえばいい。

そうなったとき、教員は一体何をやるんだろう。

今の小学校の存在意義を考えないといけないぞ。



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