考えたこと2

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食えない仕事
こないだ見に行ったライブで、20代、30代のシンガーが歌っていたが、きっと歌だけでは食えてないと思う。
それでも、数十人の観客の前で歌って踊っている時は、とても楽しそうだった。
好きなことをやりつづけるのは、経済的には苦しいが、生きている充実度は大きい。
それをいつまで続けるのかという問題もある。
この選択は難しい。

経済的に十分な仕事を持っていて、副業で好きなことをやるという手もある。
それなら、リスクは小さいし、安全だ。
しかし、そういう人は少ないだろう。
だんだんと緩和されつつあるが、今の日本で二足のわらじを履くのはまだしんどい。

いきおい、副業の方に重点をおくと、本業が圧迫されるし、続けにくくなる。
それに、本来の好きなことをやる時間が減るから、不満もある。
趣味ならかまわないが、本当に好きなことをやりたいと思ったら、どうしてもフルタイムにしたいものだ。
家でできる物書きみたいな仕事なら別だが、食うことが前提なら、フルタイムでやらざるを得ないからなあ。

学生の相談で、そういうのがあったら「時間を決めてやってみろ」という。
全くの夢物語なら、食える仕事につくことを勧めるが、ある程度本気の時はそういうこともできない。
だから、「時間を決めること」が大事になる。
半年なり、1年なり、2年なり、とにかくやってみるのだ。

ダラダラやるのはダメ。
やるなら、本気でやる。
それで目標を立てて、期限までに達成できなければ、辞めるということだ。
何にせよ、今を一生懸命生きていることが大事になる。

就職の面接に行ったとき、ちゃんとブランクの時間を説明できることが大事。
何事も本気で取り組んだら、得るものがある。
それがハンデになるかもしれないが、それは自分が決めたこと。
食える仕事について、そこからもう一度考えればいい。

しかし、親の立場に立つと、微妙だろう。
絶対無理とも言えない。
声優になりたいとか、アニメをやりたいとか、ミュージシャンになりたいとか、いろいろある。
どれも、専門学校があるくらいだ。

プロサッカーの専門学校があって、そこの元教員と話をしたが、一番困るのはサッカーを諦めさせることだと言っていた。
学校は商売だから、一応定員までは、来るものは拒まない。
テストをして、明らかにJリーグは無理、という人も入れてしまう。
入ったときから、サッカーで食えないとわかっていても、入れてしまうのだ。
小学校からサッカーをやってきた人たちに、サッカーで食うことを諦めさせることは大変だろうと思う。
その構造は、入学試験が機能していない下位の大学も同じようなものだが…。

だいたい、その手の仕事には「才能」が絡む。
ほんの一握りの成功者を夢見て、トライする若い人たちがいる。

夢は大事だが、罪作りだ。




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