![]() |
2019.06.05 Wednesday
AI時代に生き残る仕事
AIやロボットなどの新技術ブームで、それらが人間の仕事を奪うというような記事がたくさん出た。
ブームが少し落ち着いて、それほどのインパクトがあるのか、というような本もあった。 しかし、多くの記事で共通しているのは、確実に自動化や省力化が進むということだ。 東洋経済の特集では、人間がどんな仕事をしたらいいかというと、以下の4つの分野だという。 ・感情ワーク 人間の感情に寄り添う仕事 ・信用ワーク 人間の信頼があるからこそ成り立つ仕事 ・創造ワーク ゼロから1を生み出す創造的な仕事 ・職人ワーク 五感を活用する、高度な熟練技能が必要な仕事 感情ワークは、丁寧な接客や「おもてなし」のサービスなどで必要とされる。 逆に言うと、それに長けた販売員は生き残るが、そうでない人は機械に置き換えられるかもしれない。 高級レストランの接客サービスなどは、やっぱり特別なものになるのだろう。 一方で、ファミレスやファストフードなどは価格重視だから、そのうちロボットが席に案内して、タブレットで客が注文し、持ってくるのもロボットということになるだろう。 電子決済なら、客が席でタブレットを操作すればいいから、人手は要らない。 外食やホテル業界の人手不足は深刻だから、ロボットは必要だ。 信用ワークは、機械が信用できないという年代がいなくなれば、減るだろうなあ。 金融関係の営業など、人間よりコンピューターの方がマシ、と考える世代がどんどん増える。 弁護士や医師も、上位クラスは残るだろうが、下位の仕事は減るだろうと思う。 判例を調べるだけとか、検査結果を判断するだけというような仕事は、AIが強い。 結局、業務の質が変わり、少ない人数でやっていけるようになるだろう。 特に医療については、そうしないと、医療費が破綻してしまう。 創造ワークの多くは、データーサイエンティストのようなエンジニアの仕事が増えると思う。 何かを創造するための元になるデーターを作ったり、探し出したりする仕事だ。 この分野は本当に人が足りないと思う。 職人ワークは当分なくならないと思う。 人間の感覚は圧倒的に強い。 例として、美容師、理容師、マッサージ師、料理人などが出ているが、これらの仕事は「人」だろう。 身近な仕事で、職人芸が必要なものは強い。 逆に、工場の職人芸も残るとは思うが、ニーズはどんどん減っている。 3次元プリンタやセンサー技術の発達、AIの電子の目などの技術で多くは置き換えられると思う。 AIで人間の仕事が減るというが、減るのは1人分全体であることは少ない。 ある部分が自動化され、なくなるという感じだろう。 減った時に、何をやるかというと、これらの4つの分野の仕事が多くなる、ということだと思う。 対人スキルを磨くことやデーター分析、身体を使う仕事などの中から1つを選んで今からやっておくのも、自分の身を守るためには必要だ。 これからどんどん働く人は減っていき、仕事の質を変えないといけなくなる。 これからの人は大変だ。 |
![]() |