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2018.11.11 Sunday
「男はつらいよ」の新作
「男はつらいよ」の新作が来年発表されることになった。
主人公の渥美清は亡くなったが、どんな話になるのだろうか。 BSで山田監督と倍賞千恵子の対談を見たが、やっぱり主演は渥美清らしい。 回想シーンをつなげるのだろうか。 今年は満男(さくらの息子)が50歳になるという。 新作では、この息子の生い立ちが軸になるとのこと。 たしかに、シリーズの最後の方は、満男が大人になって、寅次郎との絡みが多くなった。 満男が結婚したら、レギュラーが一人増えるのだが、どうなるのかなあ、と思っていたら主人公が亡くなってしまった。 満男はやっぱり堅気の人生を歩まないといけない。 主人公が亡くなってからの長い間、満男はどういう人生を送ったのだろうか。 戦後の高度成長の前から、成長期、バブルが崩壊していろいろあった日本。 ちょうどシリーズの50周年にもなるという。 倍賞千恵子は、映画の中の自分のことを「さくらさん」と言っていた。 役者が、48作も出来てしまった映画の中で、自分をどう見ているか、面白かった。 役の自分は、自分ではない。 自分ではない、「さくらさん」なのだ。 そういうふうに、語っていた。 倍賞は、1作めに出た時は28歳だったという。 結果的に、自分の人生を「倍賞千恵子」という人間と、「諏訪さくら」という寅次郎の妹、二人分生きた感じなんだろう。 そういえば渥美清も、生前自分が「渥美清」なのか「車寅次郎」なのか、わからなくなる、と言っていた。 「男はつらいよ」は1969年にスタートし、1995年まで作られた。 その間26年間。 ぼくが12歳から38歳までの間。 そんな昔に終わったとはびっくりだ。 初めて見たのは、高校生の時。 ロードショウではなく「男はつらいよ」の3本立てだった。 友達と3人で、朝から見にいった。 やたら面白く、大笑いしたのを覚えている。 3本立てだから、5時間半くらいかかる。 朝の10時くらいから、3時過ぎまでだ。 あの映画館も、もう閉館した。 映画館で見たのは、その時とあと1回だけ。 あとはツタヤで借りたり、テレビで見たり…。 ここ数年はBSで録画してみている。 新作はどんな映画になるのかわからないが、映画館に見に行こう。 |
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