考えたこと2

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数の感覚
数字に強い、などと言われるが、これは数字に関する感覚を持っているかどうかだと思う。

文系大学で、数学が苦手という人と話をしていると、数字の感覚を持っていないことがわかる。
例えば、足して5になる数ということ。
8と7で15とか、9と6で15とか…。
100を4つに分けると、1つが25になるとか、1000を8つに分けると、1つが125とか…。
だから、1/4は25%だし、1/8は12.5%になる。
10になる数もそうだ。4と6とか、2と8、3と7、1と9とか…。
5割は半分だとわかっているとか、1/10は0.1と同じだとか、そういうことだ。

全部とは言わないが、そういう感覚は小学校でたくさんドリルをやって、数に慣れないといけないし、割合を習ったときに%と分数と小数、そして何割何分というようなことがつながるか、というところだと思う。

大学生で、算数の時代から数学は嫌いだったという人がいる。
その人たちは、120×0.5を筆算でするのだ。
数の感覚があれば、120×0.5は120の半分だから60と暗算で答えが出る。
そういう数のとらえ方ができない。

そこまでひどい人がたくさんいるとは言わないが、今の小学校の算数教育がいかに効果を上げていないかがよくわかる。
おそらく習った時にはわかっていても、全く定着していない。
理屈を習うことと、それが定着することは違うことだ。

文系の大学生は割合が苦手だが、割合の理屈は簡単だ。
割って、合わせるという、読んで字のごとしの理屈。
パーセントは全体を100と置いた時の部分を表す、ということだけだ。
でも、それを肌身にしみつけないといけない。

「50%は半分」などという事は、一般常識以前の問題だ。
それがわからない人が多いから、SPIという就職筆記試験の問題に割合の分野がよく出る。

こういう数の感覚をどうやってつけるか。

これは難しい。


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