考えたこと2

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2065年
4月に国立社会保障・人口問題研究所が2065年までの人口推計を出した。
2065年というと、今から48年先。
ぼくは間違いなくこの世にいないが、今20代の子供たちのほとんどはまだこの世を見ているだろう。

高齢化がどんどん進むのは既定路線。
2065年には15〜64歳の生産年齢人口は4割減るらしい。
現在が7700万人で、それが4500万人になる。
もちろん総人口も減って、1億2千万から8800万人になる予想だ。
65歳以上の高齢者は現在4人に1人程度の27%だが、それが高いほうの予想では、41.2%、すなわち 2.4 人に1人になるという。
ほとんど2人に1人が高齢者。
男性の平均寿命が83歳、女性は90歳を超える予想だ。

これはすごい数字だ。
どうしたって、生産年齢の人たちが支えられる数字ではない。
2065年には、働ける人は70歳を超えても働かないといけなくなる。
60歳や65歳で定年して、あとは年金で、などと言っておられない。
そうやって、生産年齢人口を増やさないといけない。
厚労省は年金100年安心と言っていたが、この予想を見てもそう言うんだろうか。

日本は戦後奇跡的な高度成長をしたが、あの原因も戦後の人口の増加が大きかったのかもしれない。
GDPが増えるためには、国内の人口は大きな要因だ。
人が増えれば消費も増えるし、生産も増える。
もちろん、技術の進歩や輸出の努力、勤勉な国民性も大きかっただろう。
でも、それだけではなかった。

追いかける立場はまだ楽だ。
先を見て、真似をして頑張ればいい。
そこは日本人は精一杯頑張った。
でも、追いつき、追い越して、追われる立場になってしまった。
それとともに、人口減少し、高齢化の波に追われているのが実情。

高齢化に耐えて、生産を高めるためには、人工知能やロボットの力を借りるしかない。
身体に装着するようなロボットスーツのようなものも入る。
それでどれだけの人が、生産に寄与できるかだ。

世界のトップランナーとして、高齢化社会に突入する日本。
追いつくべき手本もない。
未知の領域に突入する。

日経には成長阻害、と書いてあったが、それをどう乗り越えるのか。
今から考えないといけないぞ。



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