考えたこと2

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電子の目
人工知能が人間の脳の「考える」領域に攻め込んできたが、それを物理的なところまで可能にするためには、「目」が必要になる。
いくらネコ顔のファイルを読ませて、ネコが識別できるようになっても、リアルワールドでネコを見るための目がなければ、物理的には人工知能を活躍させられない。
だから、電子の目の需要は高い。

最近ソニーが復活してきたが、ソニーの強みの一つはデジタルカメラやビデオで培ったセンサーにある。
C-MOSセンサーというのだが、そのデバイスはいろんなところで応用できる。
今脚光を浴びているのは自動運転のクルマだろう。
それ以外にも産業用ロボットでも、人間が目で見てやっていた仕事を代替するようなものは、絶対に正確な目が必要だ。
そんなところで、これからも需要はある。

しかし、人間が見るのと機械が見るのではだいぶ違う。
人間の目で見るための情報と、機械が見るための情報はだいぶ違うからだ。
耳に比べると、目はだいぶいい加減だ。
情報量が多いから、そんなに細かいところまで見られない。
だから、アナログテレビなどは1/60秒程度で画像を変えていても人間の目にはスムースに見えた。
逆に言うと、人間の目で見るための絵を撮るのなら、そんなに早い変化についていかなくもかまわない。
でも、機械の目ならもっと早くてもいい。
というか、人間の代わりに見るような車載カメラなら、人間よりも性能が高ければ高いほど事故が減るということになる。
前のクルマのブレーキランプに反応する時間が短いほど、追突の可能性は減る。
暗いところでも見られるように光の波長の対応を広げるということもある。
暗いところに飛び出してきたモノを見る能力が高ければ、避ける可能性が大きくなる。
その代わり、微妙な色の再現性などは低くてもいいだろう。

もうぼちぼち新しい機械用のセンサーが開発されているらしい。
今はこの分野で世界の半分のシェアを持っているソニーだが、ここは技術の見せ所だ。
機械の目になっても、日本の技術を示してほしいと思う。

ついでに、株価も上がってほしいのだが…。


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