考えたこと2

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英語格差
英語は大事だという。
小学校から教えることになるし、英語力をつけないとビジネスでも困るという。
インターネットみたいな情報源でも、英語が読めれば情報量が多い。(これは日本のマスコミがワールドニュースをあまり流さないことも一因だと思う。ニュースもガラパゴスなのだ。)

昭和40年代の後半、英語の会話などほとんどやらなかった。
先生もそんなに流暢に話せる人はいなかったと思う。
中学校のころ、英語の先生がいつも英字新聞を持っていたのをよく覚えている。
その先生の発音はあまりよくなかったと記憶しているが…。
だいたい、外国人などほとんど見たこともなかったから、話すというシチュエーションも想像できなかったなあ。

ラジオでは基礎英語をやっていたが、もっと読解寄りの番組だったと思う。
そんなに聞いた覚えはないが…。
ぼくは洋楽が好きだったので、歌詞カードを見ながら歌を聞いて、ヒアリングは無理だと思ったものだ。

ちょうどぼくが中学の頃、商社だった父が英会話の必要性を感じたらしく、毎朝旺文社の英会話の教材のカセットテープを流していた。
あれはいい教材だったと思う。
英語の文章と日本語訳が交互に出てきて、文章にどんどん単語を付加していくものだった。
あんな教材はもう売ってないのかな。

父は広島で終戦後英語を習って、神戸に出てきた。
いつも、"the"のことを「てへ」という先生に習ったから、英会話などできない、ということを言っていた。
昔はとにかく読めればよかったのだろう。

そこから思えば、日本の英語の教材は格段に進歩したし、インターネットやテレビでも英語に触れる機会は増えた。
その気になれば、携帯でヘッドフォンをして英会話の勉強ができる時代。
無料の英会話教材はネット上に溢れているし、安価な英会話学校も増えた。
文科省も小学校から英語の教育に力を入れるという。
外国人に会う機会も増えたし、英語を習わないといけない、と思う機会も増えた。

それでも、日本人の英語は下手だ。
アジアでも下から数えたほうが早い。
何年も英語を勉強しているのに、かなり低いレベルだ。

文科省の調査によると、中学生の英語力に地域差があるという。
日経に「中3で英検3級程度以上の生徒の割合は最高の千葉が52%。最も低い高知とは20ポイント以上差があった。高3(準2級程度以上)も同様で、教員研修などに力を入れた県ほど高い。教える先生の実力にも開きがあり、それが差を広げたようだ。」とあった。

結局、先生のレベルが問題なんだと思う。
教職課程をマジメに考えてこなかった文科省、採用時に学力を重視しない教育委員会などのツケが回ってきたんだと思う。

レベルを上げるためには、教員のレベルを上げないと…。

記事の最後にこうある。

「英語力の差が将来に影を落とすのは、せつない。だが、できれば役立つのも現実だ。逃げていても、状況は変わらない。鳥飼さんは「皆が自分で目標を決め勉強するしかない」という。全員が達人になる必要はないが、多少は使えないと困る。海外に出なくても、会社の同僚や上司が外国人になる日は、そこまで来ている。」

ホントにそうだと思う。

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