考えたこと2

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パリのテロ事件
11月13日の夜にパリで起こったテロは、ISの犯行声明が出た。

思い出すのは1986年にフランスに行った時のこと。
あの時も、一部のイスラム系の人たちが空港に爆弾を仕掛けたりして、大変だった。
何度かシャルル・ド・ゴール空港からイギリスに行くために飛行場に行ったが、爆弾騒ぎでチェックインができないこともあった。

公安調査庁のページを見ると、1986年のところに『「アラブ・中東の政治犯連帯委員会」(CSPPA)を名のるグループが,フランス・パリのシャンゼリゼ通りで爆弾を爆発させ,2人が死亡,邦人1人を含む28人が負傷』と書いてある。

当時の飛行場には、マシンガンみたいなでっかい銃器を持った、警察か軍隊かどっちかわからない警備の人たちがたくさんいて、歩きまわっていた。
驚いたが、普通に歩きまわっている様子で、回りの人たちも当然という感じだった。
日本なら、関空に銃器を装備した自衛隊の隊員がいる、というような状況だ。
写真など撮ろうものなら、捕まるのではないかと思った。
そのとき、日本とフランス、いや、西欧との違いに愕然としたものだ。

ぼくが行っていたところはフランスの田舎だったが、そんな町でもイスラムの人がいて、フランス人に催涙スプレーを顔にかけられて、転げまわっているところを見た。
きっとシャンゼリゼの爆弾のことがあったから、イスラムの人に対して嫌悪感があったんだろう。

日本は島国で、なかなか異民族が入って来られない。
でも、地続きのフランスみたいなところは、どんどん入ってくる。
政治的に移民を入れてきたという歴史もある。
そして今、シリアの難民が入っている。
今回のテロのメンバーも、そのルートで入ってきたのではないかとも言われている。

ヨーロッパと北アフリカ、中東の関係は歴史的にもややこしい。
そして、キリスト教とイスラム教という一神教同士の軋轢もある。

ヨーロッパは長い時間をかけて、政治とキリスト教を分離したが、そこにイスラム教の人たちが入ってきて、どうなるんだろうか。
そんな細かいことはぼくらの想像の外だ。

アメリカの9.11もそうだが、これは大変なことだなあと改めて思った。

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