考えたこと2

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ユーミンのベスト20
ぼくはユーミンというと荒井由実が先に来る。
70年代後半に「きっと言える」という曲でビックリした。
それまでのフォークソングから発展した曲とは、全く違った感じだった。

声も特徴的だし、メロディラインも斬新だった。
なんか、「新しい」というイメージがあったなあ。
ちまちまギターを弾いて歌うというようなものではなく、今までの常識をふっ飛ばしたような、そんな曲だった。

そんなわけで、ユーミンのベスト20を選ぶと、どうしても荒井由実の時代の曲が多くなる。
実際、よく聞いたアルバムというと、「ひこうき雲」「ミスリム」「コバルトアワー」「14番目の月」の最初の4枚が一番。

松任谷由実になって、4枚ほど休んで、「時のないホテル」、2枚休んで「昨晩お会いしましょう」「パールピアス」「リインカネーション」「ボイジャー」「ノーサイド」、1枚休んで「アラームアラモード」「ダイアモンドダストが消えぬ間に」、だいぶお休みして「ア・ガールインサマー」、1枚休んで「ロードショウ」「ポップクラシコ」と15枚のLP・CDを持っているはずだ。

TSUTAYAで借りたものも入れると、20枚くらいは聞いたはず。

その中から、ベスト20を選ぶと…、

20位 カンナ8号線
サビの「思い出にひかれて ああここまで来たけれどもう〜」というところがすごくいい。
ディストーションギターのリフ(伴奏)が好きだ。
1981年、就職して2年目だった。まだまだLPとカセットの時代。

19位 A HAPPY NEW YEAR
「昨晩お会いしましょう」というアルバムのラストの曲。
11月に発売のアルバムだった。出てすぐ買ったはず。1982年の正月はこの曲を聞いていた。
まだまだ若かったなあ。

18位 よそゆき顔で
この曲もギターのリフがいい。どうしてもそういうセレクションになるなあ。
こういう歌詞を書かせたら、ユーミンの右に出るものはいないと思う。

17位 霧雨で見えない
バラードほどゆっくりでもなく、アップテンポでもない。
不思議な魅力がある曲。昔のユーミンはこういう曲をかならずアルバムに1曲は入れていた。

16位 土曜日は大キライ
オレたちひょうきん族のエンディングテーマだった。ぼくはあの番組はキライだったが、「土曜日は大キライ」は好きだった。
80年代のシンセサイザーの音で派手に始まる。時代を感じさせる1曲。

15位 9月には帰らない
9月には帰らない…、という曲そのもの。結局なんで9月には帰らないのかは定かではない。でも、海辺の道をバスがのんびりと走る光景が目に浮かぶ。なぜか心に残る曲。
これは78年の曲。まだ学生だったのか…。

14位 さざ波
ひざに開いた短編集も 風がめくって いつの間にかエピローグ、というような歌詞の世界が、今までの日本ではないような気がした。「14番目の月」の1曲目。
こういう世界がそれまではなかった。1976年。いい時代だったなあ。

13位 天気雨
「14番目の月」から2曲目。出だしの、波打ち際をうまく 濡れぬように歩くあなた、という歌詞とメロディがぴったりあって、こういうのをキャッチーなメロディというのだと思う。
このアルバム、エレキギターは鈴木茂だが、当時このバッキングに憧れた。

12位 まぶしい草野球
この、まぶしい草野球は、太陽がまぶしいのではなく、あなたがまぶしい草野球だ。
1980年のSURF&SNOWに入っている。
ミディアムテンポのほんのりする曲。このアルバムにもいい曲はたくさんあるのだが…。

11位 春よ来い
朝ドラの主題歌だった。この曲は94年。文語体の歌詞が新鮮だった。この頃から何となくユーミンから、というより流行歌から遠ざかったような気がする。仕事が忙しくなったことや、40歳が近くなってなんとなく…だったと思う。

10位 DESTINY
これはどちらかというと、Hi-Fi Setの方が印象に残っている。
何で、安いサンダルを履いている時に別れた男に会ってしまうのか、というやるせないけど、何か笑える状況が、何とも切ない。

9位 冷たい雨
Hi-Fi Setつながりで、冷たい雨も入る。ユーミンの方が軽く歌っている。Hi-Fi Setのはちょっと重い。
「もうゆるしてくれたって いい頃だと思った」でもドアを開けたら誰かの赤い靴があった、という切ない失恋。こういうのを書かせたら、日本一だ。

8位 ジャコビニ彗星の日
これは何といっても、ジャコビニ彗星というのが歌詞になるというのがスゴイ。小さなオペラグラスでのぞいても見えなかったとか、72年10月9日とか、シベリアからも見えなかったとかいう事実が、歌になるということが、スゴイと思った。

7位 14番目の月
これも歌詞がいい。「次の月から欠ける満月より 14番目の月が一番好き」という発想が素晴らしい。もちろん、メロディもいい。イントロから一気に聞かせる。個人的にはこのアルバムがベストだと思う。松任谷正隆のキーボードも冴えている。

6位 埠頭を渡る風
よくコンサートの最後にこの曲をやっていた。今はライブというのか。
みんなでノリやすい曲なんだろう。間奏の最後に盛り上げておいて、Hooとメロディにつなげる女性コーラスが何ともいえず気持ちいい。

5位 NIGHT WALKER
83年の曲。曲の雰囲気と歌詞が合っていて、忘れられない。「ペーブメントは夜更けの通り雨…」で始まるサビの部分がとてもいい。ギターの音もよく合っている。自分の声で2声のコーラスをしているのだが、これが気持ちいいのだ。

4位 12月の雨
イントロが決まる。一度聞いたら忘れられない。結構凝ったコード進行なのだが、それを感じさせないメロディ。「時はいつの日にも 親切な友だち 過ぎていくきのうを 物語に変える」この歌詞は真実。74年のミスリムに入っている。いい曲だ。

3位 海を見ていた午後
ソーダ水の中を貨物船が通る…。山手のドルフィンは今でもあるのだろうか。
ユーミンはやっぱり失恋の歌がいい。
これもミスリムに入っている。荒井由実の歌。

2位 ひこうき雲
やっぱり、これは外せない。空に憧れて 空をかけてゆく…。
空をかけてゆく、というところのコード進行がきれいだ。

1位 最後の春休み
2位と1位は迷ったのだが、こちらを1位にした。
最後の春休み。この曲を聞くと、何とも言えない気持ちになる。
79年のユーミンの声が、最後の春休みを思い出させてくれる。
春休みのロッカー室に忘れたものをとりに行った…、でだしのメロディと歌詞がすべてを予感させる。
春というのんびりした季節だからこそ、切なくなるのだろう。

これだけ長いキャリアがあるユーミンだから、10人いたら10人とも違うベスト20になるだろう。
幸いにも、ぼくらはユーミンのデビューからリアルタイムで知っている。
だから、荒井由実の印象が強烈だったのか、その頃の曲が多くなった。
でも、ぼくが知らない隠れた名曲もあるだろう。

そういえば、「LAUNDRY-GATEの思い出」という曲もあったなあ…。
忘れているだけで、いくらでもいい曲はある。

年代が違えば、ベスト20も違うだろう。
ちなみに、40周年で出た「日本の恋とユーミンと」というベストアルバム(CD3枚組)の中にはこの20曲のうち、6曲しか入ってなかった。

最後に、なんでベスト20かというと、10曲では済まないからだ…。



| | 考えたこと | 23:45 | comments(3) | trackbacks(0) |

コメント
そうやね。最後の夏休みは、同感。
あと、いろいろありようだけど、
ノーサードとか、ややしさにつつまれてとか、、
やっぱり、荒井由美時代ですわなぁ
| | 2015/08/20 1:02 PM |

ネーム入れるの忘れた。。
| sandasun | 2015/08/20 1:03 PM |

最後の春休みは、あまりメジャーな曲ではないので同感はうれしい。
そうやね。
今回、いろいろ集めて聞きなおしたけど、いろいろいい曲が出てきた。
番外ベスト10も作ろう!

やっぱり、荒井由実の時代が印象が強烈やね…。

| suzy | 2015/08/20 6:19 PM |

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