考えたこと2

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読書ゼロが4割超え
2月27日の読売新聞の記事。

「大学生の4割が全く本を読まないことが全国大学生活協同組合連合会(東京)の生活実態調査でわかった。調査は大学生協連が昨年10〜11月、全国30の国公私立大学で実施し、大学生8930人の回答があった。
 1日の読書時間(電子書籍も含む)を尋ねたところ、平均26・9分。全く本を読まない「0分」と回答したのは40・5%だった。同様の調査を行っている2004年以降で読書時間は最も短く、「読書ゼロ」は初めて4割を超えた。」

どれほど全体を表しているかわからないが、感覚的にはそうなのかもしれないと思う。
ただ、ネット上の記事などは、今の人はたくさん読んでいるのではないか。

でも、自分を振り返ってみると、大学時代は小説をよく読んだ時代だったと思う。

池波正太郎の忍者ものや柴田錬三郎の眠狂四郎シリーズや岡っ引きどぶ、筒井康隆の一連のドタバタSF、豊田有恒の歴史SFやかんべむさしのパロディSF、光瀬龍の年代記SFなど、そして司馬遼太郎の歴史物、そして卒業前にトルストイとドストエフスキーをまとめ読みした。

高校時代から本格的に小説を読み出したが、その延長で色々読んだ。
気に入った作家は、作品を追いかけるタイプだったので、筒井康隆や豊田有恒は就職してからも追いかけて読んだ。

就職してからは小説も読んだが、年月を経てどちらかというと新書やノンフィクションが多くなった。
今読む小説は、海外のミステリー、日本の時代劇小説あたり。

小説の世界を知ることは大事なことだ。自分の世界だけだと、本当に世間が狭い。
自分のできる体験などたかがしれている。
テレビ番組を見てもいいし、映画を見てもいい。
しかし、小説の世界を知らないと、もったいないのではないか。

ハードボイルドな火付け盗賊改方の世界、孤独なシカゴの女探偵の世界、東西冷戦のスパイの世界、実業界のかけひきの世界、SFの荒唐無稽な世界など、いろんな世界がある。

そしていろんな世界を知ることで、人の気持ちを察することができるようになる。
ある人が教養とは人の心がわかること、と言っていた。
教養をつけるためには、本の世界を知ることが大事なのは言うまでもない。

今の人がコミュニケーション力がないというのは、読書をしないことと関係があるのではないかと思う。

ぼくは、それは教養がないこととイコールだと密かに思っている。


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