考えたこと2

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道徳教育より時代劇
イジメの問題などで文科省は道徳教育に熱心だ。
弱いものイジメはしてはいけないとか、集団で一人をイジメてはいけないとか、そういうことを言いたいのだろう。
しかし、ぼくらはそんなことは道徳教育で習ったのではない。
もちろん、道徳の時間はあったが、それよりも時代劇だった。

ぼくらの子ども時代、時代劇は毎週何本かずつあった。
それに加えて、夕方再放送もあり、時代劇全盛期といってもよかったと思う。
ぼくがよく見ていたのは、「遠山の金さん」「素浪人月影兵庫」「暴れん坊将軍」「大江戸捜査網」「木枯し紋次郎」「必殺仕置人」など。

こういう時代劇を見て、江戸時代の侍の道徳観をすり込まれたと思う。

侍の道徳観とは、

・困ったときでも余裕のあるふりをする
・主君の命令には服従するが、どうしてもおかしいときは直訴する
・飛び道具(ピストル系)は卑怯である
・人助けをしても、素知らぬふりをする
・弱いものイジメをすると、罰が下る
・誰も見ていなくても悪いことはしない(お天道様が見ている)
・悪いことをしたヤツは、いずれやられる

などである。

時代劇を見ていると、自然にそういう見方がすり込まれる。
すり込まれる、というのは、教育されて身につけるのではなく、自然と身につくということだ。
だから、今のような陰湿なイジメなどほとんどなかった。
そういう時代の雰囲気があった。
だれかがイジメられていると、学級会などが開かれて、そういうことをしたらイカン、ということになった。

時代劇の効果は大きいと思う。
その頃の日本人の誰もが週に何回か時代劇を見て、そういう道徳観をすり込まれていたのだ。
これこそが民族の伝統だと思う。

だから、文科省は道徳教育などやめ、時代劇を週に何本かやる、という法律を作ればいいのだ。
これは本当に効果があると思う。

文字通り、すり込まれるのだから。



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