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2014.01.28 Tuesday
社会人の壁
社会人と学生の壁が時代とともに高くなっている。
今やなかなか越えられない。 昭和から平成になって、インターネットが発達し、オープンエントリー化した就活とともに壁が高くなった。 なぜかというと、インターネット以前と以降とでは進歩のスピードが全く違うからだ。 レコードがCDになったのが80年代から90年代。 ただレコードがCDになっただけなら、そんなに世の中変わらない。 しかし、インターネットで曲がダウンロードできるようになると、時代は大きく変わった。 音楽がデーターになり、それを前提にしたミュージックプレイヤーができた時に、ソニーのウォークマンの時代が終わったのだと思う。 それが2001年。 1990年から2010年までの20年間の変化は大きい。 生まれた時から子機があって、今は携帯を持っている。 だから、自分の部屋から電話できるし、誰が出るかわからないという事はない。 家にテレビは何台もあって、見たい時に見たい番組を一人で見ることができる。 メールは本文だけでよくなった。 誰から来たかはアドレス帳にあればわかるからだ。 子供の数が減って、一クラスの人数が減った。 だから、仲間内で空気を読むことが大事になる。 封筒で手紙を送ることなどないから、封筒の宛名の書き方がわからない。 切手を貼る場所さえわからない。 教えてもらってないからだ。 メールを出せば済む。 だから、社会人の壁が高くなった。 90年までは変化はあっても、緩やかだ。 でも、90年以降は変化が大きく、それまでと不連続になっているのだろう。 だから、今の学生は大変だ。 彼らが悪いわけではない。 時代の変化が大きすぎるのだ。 それも就職で苦労する原因の一つだと思う。 |
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