考えたこと2

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ボルボのフライホイール
ボルボという会社、とにかく安全なクルマを作っているという認識だったが、燃費の技術も考えていた。
今回、ボルボの開発したフライホイールシステムが発表された。

フライホイールというとピンとこない人もいるだろうが、運動エネルギーを回転のエネルギーに変えて保存する、というものだ。
言葉でいうとむずかしいが、昔のおもちゃの自動車にも使われていた。
何回か、手で持っておもちゃの自動車を押して、タイヤを回転させ、そして手を離すと自動車が走るというもの。
これは人間の力を蓄えて、それで自走するという仕組みだ。
このおもちゃにフライホイールが使われていた。
とりあえず、余った力を円盤の回転にしておいて、必要なときにそのエネルギーを使うという仕組み。

クルマで余った力というのは、止めるときに使われる力だ。
今まではブレーキで止めて、熱に変わっていたが、それをどう有効利用するかが今は焦点になっている。
スズキのアルトも止まる力を使って発電している。

ボルボはクルマを止めようとする力で、重さ6キロのカーボンファイバーの円盤を、真空中で秒速数万回の回転数で回転させ、発進時にそれを使ってモーターを動かして燃費を稼ぐというシステムだ。
後輪にそのシステムがついている。
これで25%の燃費改善が見込めるらしい。

ベアリングの会社などと共同で開発したようだ。
フライホイールの材質や大きさ、重さなど、いろいろとトライしたのだろう。

日本はトヨタとホンダがハイブリッドで先行したが、ヨーロッパはより排気量の小さなエンジンを使ったり、変速機を改良したりして低燃費化を図っている。

フライホイールを使うというのはアイデアとしてはあったが、なかなか実用化が難しかったのだろう。
でも、ようやく実用化が見えてきた。

自動車はどこまで低燃費できるのか。

これは楽しみだ。

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