考えたこと2

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田中大臣は正しい
田中真紀子文部科学大臣の、新設大学認可騒ぎ。

紆余曲折を経て、認可に落ち着いたが、大臣が投じた問題意識は全くもって正しいと思う。

一部の大学を除いて、「人材の育成」ということに熱心な大学がどれだけあるのか、ということになると甚だ心許ない。
大学の目的が、その組織そのものの存続にあるのではないか、と思わざるを得ない出来事が多すぎる。
入試制度などはその最たるものだ。
どんどん入試が早くなり、今や半分の高校生が秋には入学を決めるという状況。

「推薦入試」「AO入試」というものがある。
これらの意義は正しいとは思うが、実質的には早期に入学者を確保するための手段にしかなっていない。
なぜそんなことが起こるのか。
一般入試を増やすと、大学の過当競争の今、入学者数が読めないからだろう。
それが、大学経営を不安定にする。

大学経営を安定させるために入試制度を決めているのか。
残念ながら、現状は「Yes」としか言いようがない。

高校では、そんな大学への進学率で親や世間の評価が決まる。
そうなると、入試に有利か不利かで科目の指導が始まる。
それが履修漏れの原因。

世界史は入試で不利だから、教えるのはやめよう、ということだ。
世界はグローバル化していくのに、世界の歴史は習わない。
別に、学校で教えることなどしれているが…。

国は補助金を出すのなら、大学にもっと口を出すべきだ。
入試は高校3年生の1月以前にやってはいけないとか、科目数は5科目にしなければならないとか、入試の日を統一していくつも併願するのをやめさすとか…。

そうでないなら、補助はやめるべきだろう。
大学経営を安定させるために、補助をしているのではないからだ。
そもそも、補助がないと不安定になるような法人は淘汰すべきなのだ。

一人も大学生がいなくても、何年も持つという学校法人もあるらしい。
そんなところに補助が必要なのか。

もっと淘汰をしないといけない。
それに一石を投じた田中大臣はエライと思う。

このままでは、文部官僚の天下り先を作るために補助ををしていると言われても仕方がないぞ。




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