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2012.08.27 Monday
自動販売機
自動販売機というのはいつ頃から増えてきたのだろうか。
今や都市部ではあって当然という存在。 最初の頃は冷たいものだけだったが、熱い飲み物もサービスするようになった。 そういえば、紙幣も使えるようになったなあ…。 節電といえば、あれは真夏の野外においた冷蔵庫みたいなものだから、あれこそ止めないといけないのではないか。 ぼくらが中学校の頃、帰りにパン屋によってコーラの500mlを一気飲みするのが流行った。 あれはちょうど1970年あたりだった。 もちろん、ガラス瓶に入ったコーラだ。 あのころ、赤いコカ・コーラの自動販売機はもうあったが、瓶の500mlサイズが初めて出たのだったか…。 調べてみると、1970年に221,480台だった自動販売機が、1980年には2,156,430台になり、その後2000年以降は260万台で推移している。 要は、70年代に20万台から200万台への劇的な増加をとげたということだ。 高度成長にしたがって、増えていったのだろう。 最初は自動販売機といえば、コーラだった。 そのうち、駅のキップも、タバコも自動販売機になった。今やタバコ屋はもう死語に近い。 飲み物はビンから缶になり、そしてペットボトルになった。 最初は炭酸飲料が主流だったが、コーヒーができ、イオン飲料が増え、お茶が増えた。 そういえば、駅のキップも磁気になって、改札口も自動になった。 あれはいつ頃だったんだろう。 今や自動販売機はあって当たり前のものになった。 今の都市部の20代の若者は、生まれた時から自動販売機に囲まれて育った世代だろう。 最新の自動販売機は、内部に通信機能を備えていて、何がどれだけ売れたかを通信して配送担当とマーケッティング担当に伝える。 そのうえ、カメラで買った人の年齢や性別を推定して、どんな人が買ったかも分析する。 時代は変わった。 これこそ、消費社会への変遷だろう。 |
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