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2012.01.07 Saturday
2050年の日本
日本は少子高齢化だというが、どれくらいのペースで進むのだろうか。
65歳以上を高齢者と呼ぶ(以前は60歳だったが)とすると、現在は1億2000万人の人口で、だいたい3000万人が高齢者になる。 2050年には人口が9000万人に減って、高齢者は相変わらず3000万人。 つまり、今は4人に一人が高齢者だが、2050年には3人に一人となる。 しかし、実際に働ける人何人で高齢者を支えていくのかをみると、エライことになる。 実際に働ける人を15歳~64歳とするらしい。これを生産年齢人口という。 この数で高齢者を割ると、今は3人に一人の割合だが、2050年には1.7人に一人ということになる。 15歳からを生産年齢人口にしているのは、ちょっと無理があると思うが、高校生でもアルバイトをしている生徒が多い、ということなのかもしれない。 しかし、いくら何でも生産年齢人口は20歳くらいからだと思うので、実際には2050年にはだいぶ1に近い数字になるだろう。 働く人が一人に高齢者が一人。 もちろん、男女問わず、15歳から64歳までの人が働いて、それで高齢者一人に若い人が一人。 若いといっても、60歳を超えても若いのだが…。 どれだけ年金がかかるかはわからないが、1対1で養うとすると、かなりお金がいるだろう。 これは大変だ…というか、今の制度では無理だろう。 いますぐ何とかしないといけない。 一方、世界の人口は今の70億人から90億人になるらしい。 主にアジアとアフリカが増えるとのことだが、今の人口が3割増えるとどうなるのだろうか。 当然、石油、レアメタル、水、食料など、有限のものは値段が上がるだろう。 食料は未耕作地を開拓して、収穫を増やすことはできるかもしれない。 単位面積あたりの収穫を増やすような遺伝子組み換えもある。 しかし、いずれにせよ人口増には追いつかないだろう。 飽食のぼくらが、食生活の変更を余儀なくされるかもしれない。 2050年というと、おそらくぼくは生きていない。 今の30代、40代くらいがどうなるかというところ。 2050年に向けて、今からちゃんとしておかないと、困ったことになると思う。 思うのだが…。 |
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