考えたこと2

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グラン・トリノ
久しぶりにいい映画を見た。

クリント・イーストウッドの映画。
グラン・トリノという題名。クルマの名前だ。

彼の役どころは、妻に先立たれ、子供夫婦も去り、一人で暮らす老人。
周囲からわからずやで頑固じじいと思われている。
イヌだけが彼の友達。
時々吐血して、あまり先が長くない事を匂わせる。

そんな彼がアジア系の姉弟と知り合う。

そして二人と親しくなり、弟に工具の使い方を教え、建設関係の仕事を紹介してやる。

姉弟にはアジア系のギャングの従兄弟たちがいた。
あいつらがいる限り、姉弟は安心して生きていけない。

姉が襲われたのをきっかけに、ギャングたちに一人で立ち向かう老人。

老人はグラン・トリノを大事にしている。
古い車だが、ピカピカに磨かれたグラン・トリノは、老人の人生を象徴しているようだ。
何でも新しいものがいいとは限らない。

息子夫婦に老人ホームに入ることを勧められるが、けんもほろろに断る。
一人で生きられなくなったら、死を選ぶというような人生。
彼を見ていると、孤独はつらいものだが、それを選ぶ気持ちもわかる。

純粋なアジア系アメリカ人の方が、世故長けた息子夫婦よりも、老人と合う。

そんな老人を演じられるのは、クリント・イーストウッドしかいない。

古き良きアメリカ。

最後に老人は亡くなる。

老人がかわいがったタオという若者とイヌを乗せて走り去るグラン・トリノ。

それがラストシーン。



| | 映画・舞台 | 13:34 | comments(0) | trackbacks(0) |

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