考えたこと2

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手紙
手紙を書かなくなって久しい。
年賀状もデジタル化して、手書きはほとんどしない。
他人と、手書きの文字を通じてつながる、ということがなくなってしまった。

メールはたくさん書くが、どうも手紙の感じとは違う。
ぼくらの世代は、そんなにたくさんの手紙を書いたワケではない。
でも、ちょっぴりは手紙を書いたし、手紙をもらった。

朝のドラマ「おひさま」で、よく手紙を書くシーンが出てくる。
戦前から戦後にかけての時代で、今は昭和22年くらい。
教師である主人公の元に、教え子から手紙が届く。
それを読んで、すぐにお返事を書かないと、という主人公。

手紙というものは、書く時に、やっぱり日常とはちょっと違う時間になる。

書いてから、数日後に届くというタイムラグもあるし、向こうに書いたものが残るという緊張もある。

やっていることはメールと全く同じなのだが、どういえばいいのか…。

メールを会話ベースで書いている人には、手紙は別のものだろう。
若い人には多いかもしれない。

ぼくらは書き言葉でメールを書くが、それでもちょっと違う。
書いたものが向こうに残る、という感覚が薄い。
同時に何人もに送れるという事も関連しているのかもしれない。
間違えたら、訂正のメールを送っておけばよい、という感覚がある。

手紙にはそれがない。
一期一会の感覚。

机の上に便せんを置き、ペンを持って、覚悟して机に向かうという手順が必要だ。

手紙とメール、似て非なるもの。

その手紙文化がなくなるのは、ちょっと惜しいような気がする。



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