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2011.04.22 Friday
伊藤仁齊・荻生徂徠・本居宣長
前に書いた事があるが、高校の時に、伊藤仁斎(1627年生まれ)・荻生祖来(1666年生まれ)・本居宣長(1730年生まれ)の3人の国学者のテキストを読んだ。
倫理社会の時間、みんなが内職をしているとき。 先生もそれをわかっていて、好きにやっていた。 教科書はあったが、一度も開いた事がない。 先生がコピーを配ってくれて、それを読んでいった。 週1回の1年間の授業。 ぼくは、なぜかそれが面白く、自分で頑張って読んでいた。 江戸時代の3人の国学者。 なぜ、この3人を選んで読んだのか、これは不思議だった。 先生がランダムに選んだのかと思っていた。 今日、小林秀雄の講演のCDを聞いていて、その3人の名前が出てきて、ようやくつながった。 小林秀雄は「本居宣長」という本を書いた。 1965年から連載で書き始め、1976年まで11年かかった。 ぼくが先生に習ったのが、高校3年だったから、1975年。 この3人が適当に選ばれた人ではなかったと思う。 先生は、小林秀雄を読んでいたのかもしれない。 この3人の学者、いずれもすごい人だが、先生がペース配分を間違って、仁斎にけっこう時間をかけた。 それがすごく印象に残っている。 この先生、岡田先生というのだが、いい人に出会えたと思う。 |
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