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2011.01.11 Tuesday
穀物高騰
金曜日のニュースで言っていたが、中国の所得が増えて、穀物の消費が増えているとのこと。
そのために穀物の値段が上がるという。 これから、GDPが減少する日本で、穀物の値段が上がるというのは、つらいような気がする。 何せ、13億人の人口をかかえた国だ。 この国民を食わせるだけでも、大変なことである。 あの国が成立するのは、国民を曲がりなりにも食べさせることができたときだ、という。 今まで共産党はうまくやってきた。 幸い、日本はこれから人口は減るし、少子高齢化するから、国全体の消費カロリーは小さくなる。 しかし、どこかで食料が足りなくなる時が来るだろう。 世界の人口は増え続けているのだ。 2010年の飢餓人口は10億人弱だという。 一番多いのは、アジア・太平洋で6億くらい。 この星の住人は食物をどんどん作っているが、それよりも人口の増加の方が早そうだ。 ボスの缶コーヒーの宣伝ではないが、これから一体どうなっていくのだろう。 宇宙人が見たら、無謀な人口増加をしていると思うのだろうか。 昔、マルサスという人が人口論という書物を書いた。 要は人口は等比級数で増えるが、食物は等差級数でしか増えないというもの。 等比級数とは、掛け算で増えるということ、等差級数とは、足し算で増えるということ。 世界の人口は、1950年に25億、1970年に37億、1990年に53億、2010年に69億という増加。 だいたい、20年で1.4倍になっている。 世界の穀物生産量の推移をみると、1970年に1100万トン、1990年に1600万トン、2010年に2200万トン。 だいたい20年で500万トンくらい増えている。 やっぱり、マルサスは正しいようだ。 宇宙人ジョーンズはなんというだろうか。 |
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