考えたこと2

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タイムマシン
SFの初期の作品に、H.G.ウエルズのタイムマシンという本がある。

今でこそ時間旅行という概念は普通に語られるが、これを思いついたときは画期的だっただろう。
そんな概念は、それまでの人間にはなかったと思う。
未来や過去に自由自在にいける、という空想。
1895年に発表された。

それから115年。
ほとんどのぼくらの世代は、タイムマシンという言葉を知っていると思う。
SF小説やSFマンガ、SF映画などでよく出てきたからだ。

ほとんどの人が知っているから、あまり説明がなくても、タイムマシンという空想はわかる。

ドラえもんでも出てきた。
若い人はドラえもんの道具として、タイムマシンを知っているかもしれない。
いずれにしても、たぶん1900年くらいにはSF好きな人しか知らなかったことが、今や日本ではほとんどの人が知っている。

それほど、タイムマシンという乗り物はわかりやすく、みんなに愛されてきたのだろう。

一時は「時間旅行もの」「タイムパトロールもの」などというジャンルもあったほどだ。

タイムパトロールというのは、未来で犯罪を犯した人間が、タイムマシンでいろんな時代に行って、悪いことをするのをくい止める仕事。
これも、空想としてはわかりやすい。
アニメのスーパージェッターがタイムパトロールだった。

それほど空想としてはわかりやすいタイムマシンだが、実用化は難しい。
難しい、というより、不可能ではないかと思える。

第一、タイムマシンがいつの日かできていたら、それに乗って今の時代に来ている人がいるのではないか。

そして、タイムマシンで来た人が歴史を変えてしまうとしたら、その瞬間にそれ以降の事は変わるのだろうか。
バック・トゥ・ザ・フユーチャーなどはその立場をとっている。

しかし、中には誰かが歴史を変えたとしたら、その数だけ世界が存在するという理屈もある。
パラレル・ワールドという理屈だ。
もしも、日本が第二次大戦で勝っていたら…、という空想。
誰かが未来から来て、歴史を変えるようなことをしたら、その時点で今の歴史とは枝分かれして、別の未来に進んでいく。
そういう考え方もある。

そんな理屈が出てくるほど、タイムマシンというのは愛されているのだ。

確かに、時間軸を行ったり来たりできたら、面白いだろう。

恐竜が闊歩している世界に行ったみたいという人や、歴史上の偉人に会ってみたいという人、それこそいろんな空想ができる。
未来では、30世紀に行ってみたい、という人もいるだろう。
その時に、地球があるかどうか、あるいは人類が生き残っているかどうか、それはわからない。

30世紀に地球はあっても、何十億年後には間違いなく地球はなくなっている。
太陽が膨張して、飲み込まれてしまうのだ。

そう思えば、タイムマシンなど、人間の戯言になってしまう。

あと何年、人類が生き延びるか知らないが、タイムマシンを作れるほど進歩できないのは確かだろう。
もし、そうなっていれば、きっと何かが起こっているはずだから。


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