![]() |
2007.10.16 Tuesday
不思議なコード
習うたびに不思議だと思うコード(和音)がある。
今日はラスト・ワルツを習ってきたが、思わぬところで出てきた。 それがディミニッシュというコード。 ドからドまで、半音が12個ある。 ドを起点に、半音3つ離れた音を積んでいくと、ド・ミ♭・ソ♭・ラとなる。 これがディミニッシュと呼ばれるコード。 不思議な響きだが、思いのほかよく出てくる。 常に半音で3つ離れた音を重ねているので、ミ♭を起点にしても、ミ♭・ソ♭・ラ・ドとなって、ドを起点にしたコードを同じもの(もちろん、ベースの音は違うが…)になってしまう。 ということは、一つのコードで4つを表しているようなものになる。 これは、ギターでいうと、4フレット動かしても同じ構成音ということになって、すごくわかりやすい。 ラスト・ワルツでも、サビの部分のいいところで顔を出す。 ぼくは違うコードを当てはめていたのだが、先生はここはディミニッシュで…という。 鳴らしてみると、「あ、これや」という響き。 不思議なもので、前後の流れに関係なくこのコードだけを弾くとオカルト映画の効果音のような音がするのだが、曲の中でここというところで使うと、聞いている人をハッとさせる響きになる。 いまだに使うところがピンと来ないところが情けないが、不思議であると同時にステキなコードだ。 半音3つずつ離れた等間隔というイメージが、幾何学的な感じがして、頭の中では正方形のコードという気がしている。 正方形の響き…これがいいのかな。 |
![]() |