考えたこと2

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もう一人のオフコース
オフコースというと、2人のバンドというイメージがある。

「さよなら」がヒットした頃には5人のバンドになっていた。

でも、ぼくが一番よく聴いた時期は2人の頃。

小田和正と鈴木康博の2人組だ。
1979年から5人のバンドになったが、2人で作った1973年の「僕の贈りもの」から「ジャンクション」までがオフコースという気がする。

あの頃は2人の唄はほぼ半々でアルバムに入っていた。

たしかに、小田和正の唄はあの頃からメッセージ性のあるものや、せつない恋の唄で、今のすごさを感じさせるものも多かったが、鈴木康博の唄もいい歌が多い。

「でももう花はいらない」「すきま風」「雨よ激しく」「Invitation」「潮の香り」など…。

何より、当時の2人のコーラスがすごかった。
どちらもハイトーンのきれいな声で、アカペラもやっていた。

鈴木のギターは、ウエストコーストという感じだった。時々エレキギターも弾いていたなあ…。

結局、オフコースが解散したのは、オリジナルメンバーの鈴木康博が、小田和正と合わなくなったからだ…と思っている。
当時、鈴木康博は、オフコースを解散して最初に出したLPで、技術的に可能になったコンピューター・プログラミングによる音楽作成の可能性を追求したかった、と言っていた。

オフコースの2人組はめずらしく2人とも理系だが、小田和正は音楽とコンピューターということについては、一貫して否定的だと思う。きっと、彼は音楽は人間がやるもの、と決めていて、コンピューターでプログラミングした音楽など、最初から気にもかけていなかっただろう。それが、天才の判断だ。

でも、鈴木康博は一度やってみたかったんだと思う。新しいことにトライしたい…と思ったのだ。

残念ながら、それはあまり成功しなかったし、結局は彼自身も、今は小田和正以上にアコースティックな音楽をやっている。

ソロになってからの鈴木康博は、商業的にはあまり成功していない。
時々、NHKのBSでやっている、懐かしのフォークソングみたいな番組に出てくることもある。

比べると、やっぱり小田和正はスゴイということだ。

でも、鈴木康博と組んだから、オフコースができたんだし、70年代のオフコースの良さはあの2人にあった。

今でもあの時代のオフコースを聴くと、いいなあと思う。

今年のクリスマスには、鈴木康博を呼んで、一夜だけでも復活してくれないだろうか…。

あのコーラスをもう一度聞きたい。



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