考えたこと2

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何が違うのか
70年代、80年代の音楽を聴いていたら、子供が「古い」という。

「中央フリーウェイ」や「地球はメリーゴーラウンド」、「愛と風のように」「水色の雨」「土曜の夜はパラダイス」…など。

昔の曲だとわかって聞いているわけではないのだが、古い感じがする…らしい。

「そんなことないやろ」というと、
「この曲と、エグザイルの曲は全然感じが違うやろ…」とのこと。

なるほど、たしかに違う。

何が違うのか…。

最近の曲は、リズムの音が大きくなった。ドラムスの音が大きい。
低音(ベースやバスドラム)が大きくて、重い感じになっている。
そして、テンポが速いというか…、テンションが高い感じがする。
声の質は高く、キーも高い。歌詞のことばかずが多い。
全体に伴奏と声のバランスが違う。昔の歌は声がハッキリしているが、今ごろの曲は、伴奏の音が大きくなっている。
一つ一つの楽器の音が、ハッキリしている…かな。

そんなこんなで、聞いた瞬間に、「古い」という言葉が出てくるようだ。

ひと言でいうと、今の演歌歌手がむりにJ-POPを歌っているような感じ…ということも言っていた。
なるほどね。何となくわかる。

レコーディングの技術や機械は進んでいるものの、80年代くらいからは音楽を作って録音する方法が、画期的に変わったわけではないと思う。

高いものが安くなったのは事実だ。デジタル化のおかげである。
30年ほど前に、スタジオにこもって録音していたような事が、今や(防音装置などは別にして)数十万円もあればもっと高いクオリティでできるようになっているのだから。

それでも古く感じるというのは、時代の音、はやりすたりがあるのか。

音楽のジャンルでいえば、僕は、70年代以降新しく出てきたものは、ラップしかないように思う。
ニューミュージックがJ-POPになったが、どこが違うのか、よくわからない。

ビートルズ、ビーチボーイズ、スティービー・ワンダー、クインシー・ジョーンズ…もちろん、その前をたどれば、まだ源流があるのだろうが、ラップをのぞけば、彼らと今の音楽はそんなに違うのだろうか…。

でも、今の若い人が聞いて、即座に「古い」というのだから、「音」は変わっているのだろう。
たしかに…。

「たいして変わらへんやん」と思っていたのは間違いだったようだ。

「音楽」はいつも「時代」をあらわしている、ということか。

本当に、決定的に何が違うのか、もうちょっと考えよう。
そのためには、もう少し今の音楽を聴かないと…。


| | 音楽 | 23:08 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
音の作り方、と言うのでしょうか?
録音の仕方といっても良いかも知れませんが・・・・

昔の(例えば初期のビートルズとかストーンズなど)バンドの録音はシンプルで、隙間がいっぱいあるように聞こえます。ドラムやベースも簡単に聴き分けられる録音です。
最近の(特にJ-Popsは)ギターの音で埋め尽くすような録音方法をとっています。そうでない場合はシンセなどで埋めています。
つまり隙間を作らないのですね。
以前、ToyotaのFunCargoのCMで、ナレーションの言葉と言葉の間(いわゆる隙間)をコンピュータで縮めた方法を採用していましたが、今日的J-Popsの録音も方法としては違いますが考え方としては似たような方法です。
アコギの録音でも、結構デジタル処理で加工していますから、隙間のないタイト感があると思います。
| Northfield | 2007/01/31 12:59 AM |

なるほど。
音の隙間が少なくなっているんですね。
だから、昔の歌はボーカルがよく聞こえるんですね。

昔の歌を聴くと、ホッとするのは隙間があるからですか。
たしかに、今の音楽はタイトな感じがします。

テンポが速いからタイトというわけではなくて、音が詰まっているからタイトなんですね。

タイトな良さもありますが、何となく疲れるのは年を取ったからでしょうか…。


| suzy | 2007/01/31 10:45 PM |

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