考えたこと2

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文化戦争
日経の関連誌で「米企業の多様性推進、「文化戦争」の標的に」というのがあった。
ぼくも、そうだろうなあ、と思う。

多様性とは異質なものを認めるということだが、それが行き過ぎると摩擦を生む。
それは当然だ。

企業のDEIという動きに疲れているのだ。
DEIとは多様性、公平性、包摂性の英語の頭文字をつなげたもの。
Diversity, Equality, Inclusionだろう。

企業というのは基本的にモノカルチャーになりやすい。
ある目的に向かって、一致団結して動かないといけない、という感じだろう。
それとDEIは馴染みにくいのは事実。

民間企業に公平性はなじまないと思う。
外向きに「見映え」をよくするために掲げるのはSDGsと同じようなものだ。
完全に客観的に公平にする、というのなら、昇進は客観テストのみでやるしかないと思う。
でも、そんなことは無理で、やはり上司の主観が入らざるを得ない。

多様性はある程度必要だが、過度に多様になると統一性が保てない。
それはガバナンスの不全につながると思う。

包摂性というのは難しい。
ネットで調べると「多様な人々の個々の特性が十分に活かされて企業活動が行われている状態」のことらしい。
これも新製品の開発などでは必要だと思うが、工場などで個性をみんなが発揮し始めると事故が起こる。
思い思いに自分のやり方でやられたら、たまったものではない。

これもポリティカル・コレクトネスの言葉なのだろう。

何事も中庸を持って良しとするのだ。
極論に走ったら、ろくなことがないと思う。

ようやく、アメリカの企業もそれに気づいたのだろう。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
ペンギン・ハイウェイ 3
ペンギン・ハイウェイについて書くのは3回目。
2019年にアニメを見て、小説を読んだ。

夏休みにWOWOWでやっていたので、録画しておいた。
覚えてないシーンもたくさんあって、2度見ても楽しめる。

今となっては、よくアニメ化したものだと思う。
小学生の研究者、ハマモト君とお姉さんの微妙な関係。
それはとてもうまく描かれている。

少年の夢は大きい。
それは若さの特権かもしれない。

「私は君が本当の大人になるところを見たかったよ」

というお姉さんの言葉が耳に残る。

物語はSFを題材にしているが、それは少年とお姉さんの関係を描くためのものだと思う。
題材は時空のねじれみたいなものだが、それをうまくペンギンと結びつけて、夢のあるストーリーにしているところが作者の才能だ。

本当にいい映画だと思う。




| hdsnght1957kgkt | 映画・舞台 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |