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2024.09.11 Wednesday
認知症対策
最近、認知症対策についてのページが増えたと思う。
ぼくのように、親の認知症を見てきた人も増えたのだろう。 脳トレというのは、確かに効果があると思うが、うちの母もやっていた。 ある時まで頑張っていたが、急にぷっつり辞めてしまった。 なんで?と聞くと、わからなくなったから、という返事だった。 今日見た記事によると、脳トレは慣れると効果が薄れる、と書いてある。 その通りだろう。 ぼくも惰性で数独やクロスワードをするが、慣れてくると単なる作業になってしまう。 だから、脳トレはやったほうがいいが、そんなに効果は期待できないと思う。 認知症になる人もいるが、ならない人もいて、老いれば必ずなるというわけでもない。 それは結局、老いても脳を使っているかどうかだろう。 使わないと、人間の器官は衰えるのは当たり前だ。 一番脳を使うのは、人と接することだと思う。 人と話すと、脳は否応なく動く。 それと外へ出て運動することも効果があるだろう。 動く部分は違うが、歩き回ると人とぶつからないようにするとか、こけないようにするとか、いろんな神経を使う。 唯一、認知症に効果があるのは運動だ、というのは説得力がある。 母もサービス付き高齢者向け住宅に入って、歩行器を使って外出していたときは、まだそんなにひどい認知ではなかった。 そういうことを両方ともできるのは、仕事を続けることだ。 それがムリなら、外に出て何かをする機会を作ることだ。 習い事をするのはいいと思う。 ぼくは仕事がなくなったら、英会話を習おうと思っている。 別にうまくなりたいわけではない。 英語を話すということで、脳を動かそうと思っている。 今はネットで安くできるらしいので、それを使うのもいいと思う。 それと期待しているのは、人工知能の発達だ。 人並みに会話ができるようなAIもできてくるだろう。 そういうものができれば、独居老人になっても、話す機会が増える。 そういう意味では、ペットを飼うのもいい。 世話で運動するし、話し相手にもなる。 相手は話せないが、こちらから話せればいいのだ。 若年性のアルツハイマーなどは別だが、ぼくは老人の認知症というのは病気ではなく、母を見ていて生活習慣病に近いものだと思う。 それを教えてくれた母には感謝している。 |
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