![]() |
2024.09.10 Tuesday
心配ごと
大学で勤務している時に、お世話になったHさんという人がいる。
一緒に働いた人だ。 企業で人事をしており、人事の考え方を教わった。 毎日学校に来るわけではなかったが、週に3日くらい来られていたと思う。 ぼくよりも一回り以上年上だった。 集団就職の受け入れもやったことがあると言っていた。 工場で働く女子の採用や、若いころ勤め先のソフトボール部の監督もやっており、阪神タイガースの大ファンだった。 2年ほど前から連絡が途絶えて、色紙に元の仲間でメッセージを書いて送ったり、今回は手紙をみんな1通ずつ書いて、まとめて送ったりした。 その都度、遅れながらも返事は来るのだが、とても短い返事。 その方を囲む会ということで、年に一度か二度宴会をしていたのだが、それもできなくなった。 一緒に働いていたころの最後の方で肺がんが見つかり、手術された。 お見舞いに行ったことを覚えている。 Hさんは、人事出身ということで、ぼくがキャリアの仕事をする前にも来てもらっていた。 その後、一度学校の仕事は辞めたのだが、またお願いして来てもらった。 他のメンバーに信認が厚く、学生のことも考えてくれる本当にいい人だった。 慕っている学生も多かった。 もう85歳。 他のメンバーは、短いメールの返信が着て、よかったなあ、と言っているが、もう数週間経ってやっと来た返事。 かなりお悪いのではないかと思っている。 年をとって、マチュピチュに行ったり、テニスをやったりして、活動的な人だった。 酒好きで、飲むと笑いが絶えない。 そんな元気な人でも、いつかは老いる。 ぼくは返事は来なくても、もう一度手紙を出そうと思う。 やっぱりあの世代は、メールではなく手紙だろう。 感謝の思いを伝えたいと思う。 |
![]() |