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2024.09.21 Saturday
定員割れ6割
こないだ今年の私立大学の定員割れのニュースがあった。
今まで、比較的定員を保っていた三大都市圏でも定員割れが起こり、全国で6割の大学が定員割れという状態。 つまり、定員割れをしていない私立大学の方が少ない、ということだ。 18歳人口が去年より3万4000人減ったにも関わらず、大学全体の入学定員は1200人増えたという。 人口動態だから、こうなることはわかっていたのに、定員を増やしている。 学校法人は「自分のところだけは大丈夫」だと思っていたのだろう。 おまけに一部の大学は留学生を増やして、割れた定員を埋めようとしている。 当然、留学生とはいえ、日本語が出来ない人まで入れているのだ。 もちろん、私費留学生。 日本語専門学校もひどいと思うが、そういう学生を入れる大学があるから仕方がない。 それは文科省が留学生に補助金を出していることも大きい。 学習奨励費の給付 ア. 対象 大学等に在籍している者のうち、経済的援助を必要とする成績優秀者 イ.給付額 学部レベル 月額52,000円 大学院レベル 月額73,000円 ウ.給付人数(平成15年度) 学部レベル 7,450人 大学院レベル 3,550人 合計 11,000人 授業料減免措置 授業料減免者数(平成13年度実績)34,774人 国立 17,919人(前期・後期の延べ人数合計) 私立 16,855人 授業料減免措置の現状 ア.国立大学 既存の授業料免除制度の活用により措置。 イ.私立大学 授業料減免措置を講じた私立の大学(大学院を含む)又は短期大学を設置する学校法人に対し、授業料の3割を限度に助成。 Fランクの文系私立大学に来るような学生は、ほとんど経済的援助を必要としている。 中には優秀な学生もいるが(日本語のSPIで日本人よりも高得点の留学生もいた)、留学生の最低要件である日本語能力検定N2に届いていない学生もいる。 というか、定員割れを起こした大学は文科省からの補助を目当てに、大学のカリキュラムで学ぶことができないような学生も入れている。 それなら、日本人に援助をしたほうがよほどマシだ。 日本人学生には、奨学金という大きな借金を押し付け、留学生には補助をする。 間違っていると思う。 もちろん、本当に学べる留学生に補助をするのはいいことだ。 だが、Fランクの大学ではそれは非常に少ない。 大学の延命のための補助になっている。 そうまでして、文部官僚は天下り先を確保したいのだろうか。 将来の不法滞在者を増やすだけだと思う。 一刻も早く、制度の見直しを行うべきだ。 せめて、日本語能力N2を必須にするべきだ。 それで潰れる大学は、淘汰されるべきだと思う。 |
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