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2024.06.25 Tuesday
コードフォーム
ギターは同じ和音を出すためには複数の押さえ方がある。
それと、当然だが和音の組み立てには複数の種類がある。 おまけに、6本しか弦がないから最大6音だが、省略したりすることもできるので、同じコード名でもいろんな押さえ方ができる。 開放弦を使ったり、太い弦が細い弦より高い音になったり、不思議な組み合わせもありだ。 そこが難しいところでもあり、面白いところでもある。 ロックだとパワーコードと言って、4,5,6弦あたりで、ルートと5度の音だけでズンズンと弾くことも多いが、ジャズでは5度の音は省くことが多い。 コードのルート、3度、7度が大事とされている。 3度の音は特にコードの特性を決める音で、単三度ならマイナーコードになるし、長三度ならメジャーコードになる。 7度の音は単三度なら次のコードを予感させる音になるし、長三度ならメジャーセブンスと言って、何とも言えない響きの音になる。 コード感を出すためには、3度か7度を狙って弾くというのが有効とされている。 そうでなくても、ギターを鳴らす場合、やっぱり目立つのは一番高い音だ。 これをトップノートという。 そこを聞かせたい音にするために、コードフォームを工夫する。 プロはそこがうまい。 どうやって決めているのか聞くと、先生は「感じ」だという。 こっちの方が感じがよさそう、という決め方。 何となくわかるが、難しい。 そもそも、知っているコードフォームが少ないからだ。 先生が弾くのを見ていると、いろんな押さえ方が出てくる。 もちろん、9thや11th、b5thなどを弾いているときもあるが、普通のコードの変形のこともある。 よくあるのは、3度ベースのDフォーム。 1弦と5弦をミュートして、トップノートをDの音にする。 こんな押さえ方は珍しい。 でも、下降ベースの時によく出てくる。 最近ようやく使えるようになった。 それと昨日聞いたのは、2-5-3-6の時の3マイナーは、ジャズの場合は3mb5になることが多いということ。 b5の響きはちょっと物悲しい感じ。 この音はサブドミマイナーのb3にもなる。 基本、ジャズは物悲しい音楽なのかもしれない。 昨日はいろいろ教えてもらった。 |
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