考えたこと2

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テスラモデル3
アメリカのEVメーカー、テスラのクルマはやはり進んでいるという記事を読んだ。
テスラのモデル3を分解してわかったことだ。
自動車メーカーのDNAを持っていないからこそ、ユニークな可能になっているという。

それによると、「自動車メーカーは従来、「仮に故障してもバックアップ機能でしばらく動作を維持する」という考え方を採用してきました。一方、テスラは、人工知能(AI)で故障を予測し、「故障前に修理に出させる」という考え方と思われます。」とのこと。

ドライブコンピューターにその考え方が現れているという。
自動車の頭脳に当たるので、従来は壊れてはいけないので部品を少なくして、シンプルに作るのが基本だったとのこと。
部品の数が多くなると、当然故障の確率は増えるからだ。
ところが、テスラは数千個の部品を使っているという。

「エンジンやギア、ドアからライトまで至る所に設置したセンサーがデータを収集。テスラはそのデータを、ネットワークを介してクラウドに蓄積し、日々分析しているようです。この分析を基に、AIがクルマの状況を判断します。例えば、異常な振動を検知した場合、道路状況が悪いのか、自動車の故障なのかをAIが判断し、その状況に最適な運転をします。」

なるほど。
文字通り、クルマはネットワークに一部になるということか。

EVになってエンジンからモーターになることで、部品点数が1万点ほど減るという。
しかし、実際には部品の数は増えているらしい。

パワートレーン系の部品は減るが、通信や自動運転関係の部品は増えるからだ。
機械系の部品は減るが、センサーや通信の部品が増えて、結局故障しやすくなるからこそ、事前に故障を予測して処置を促すような仕組みが必要になるのかもしれない。

フェイルセーフという言葉があったが、それは万が一クルマが故障しても安全な方向に寄せる、というようなことだ。
ブレーキオイルの配管を前後でクロスにするなど、もしも片方が壊れても、まっすぐに止まれるように、という考え方だ。

しかし、自動運転の時代になると、壊れないことが前提だから、事前におかしいと思われたら「すぐにディーラーに行きなさい」とか、「この機能は使えません」などという方が確実なのかもしれない。
従来の車から、制御が増えるのだから、故障はどんどん危なくなるだろう。
人間の判断を排除していくからだ。

どんどんクルマは通信機器になっていく。

そうなると、サイバーセキュリティはもっと大事になっていくだろう。

大丈夫なんだろうか…。





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