考えたこと2

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ハイブリッド推し
ニューズウィークの「Tokyo eye」という外国人リレーコラムに、イラン生まれのコラムニストが書いていた。
大雪とEV、欧州でのハイブリッド禁止...そして日本人のアピール下手の話」という題。

ドカ雪のニュースがあったが、大雪で車の立ち往生の報道に際し、自分は当分EV(電気自動車)にはしたくない、という書き出しで始まるコラム。
EVというか、バッテリーは低温に弱いという話だ。

若い頃、ぼくは北海道で冬のテストをしていたときに、当時のカセットテープのウォークマンを持っていて、単三電池1本で動かしていたが、巻き戻しをしただけで、電池がなくなったことがある。
マイナス10度以下の外気温で、外で使っていた。

一度巻き戻しただけで、電池がなくなるということは考えられなかった。
きっと温かい部屋で使えば復活すると思ったが、ダメだった。
低温では電池はすぐなくなるのだ。

筆者はそういうことから、EVにはまだ乗りたくないという。
さらに、ハイブリッドとEVの環境負荷の比較では、LCAで比較したときに、ハイブリッドの方が低いという試算もあるらしい。

筆者は、日本人の交渉下手が、ハイブリッドを世界標準にできなかったと推測する。

彼はこうコラムを締めくくっている。

「亡き安倍晋三元首相が27回もロシアのプーチン大統領と会談しても北方領土問題で成果を上げられなかったくらいの日本だから、海外勢と丁々発止のやりとりが苦手なのもよく分かる。でも日本にはまだまだ世界一の技術がある。強気にアピールしてほしいし、良い製品が必ずしも手放しで世界に受け入れられるわけではないという現実を踏まえた上で、必要とあればズル賢く駆け引きできる日本であってほしい。」

経済産業省も、外務省も、マスコミも、もっと日本のメーカーを後押しすべきだとぼくも思う。
トヨタの社長がマスコミ嫌いになったのも、仕方がない。

外国人のコラムニストにそれを教えてもらった気分だ。

国産ジェット旅客機の開発も打ち切られた。
技術の問題もあったが、国の認証機関の問題もあったという。

日本の製造業には国内にも敵がいる。
税金をもらって、足を引っ張る役所や、バカなマスコミだ。

これでは製造業はやってられないだろうと思う。

何とかならないものか…。



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