![]() |
2023.02.20 Monday
イギリスのWikipedia
英語圏、特にイギリスでのWikipediaの扱いは、日本とだいぶ異なるらしい。
イギリス在住の日本人ジャーナリストがツイッターでつぶやいていた。 とにかく、左派の書き込みがひどいと言っている。 引用すると、 「日本の頭が悪い人は、すぐにWikipediaを参照 しかし英語圏大学でまともな授業ではWikipediaは参考文献として認められないし、小学校低学年で参照してはならないソースとして学ぶ 参照するのは7歳よりバカな証拠」 イギリスでは小学校で、そういうことを習うという。 その事自体にびっくりした。 念の為、イギリスにいる人にも聞いてみたが、その通りという返事。 やっぱりそうなのだ。 まともな大学なら…、と書いてあるから、日本でもそうなのかもしれない。 もともとがフリーの百科事典で、だれでも編集できるというシステムだから、内容の保証はできない。 査読もないからだ。 微妙な問題については、編集合戦も起きるらしい。 それに加えて日本語版では国別の協会も組織されておらず、管理者数も少ない。 「秀逸な記事」の比率が英語版に比べて低く、多くの批判があるのも事実。 Wikipediaによると、 「管理者歴14年の青子守歌は2020年9月18日のネット配信番組『ABEMA Prime』の中で、記事の信頼性について「全く信用できない」と語った。「これは私の意見だが、おそらくWikipediaの中の人に聞くと、ほとんどが『信用できない』と言うと思う。一生懸命やっているが(自信をもって信用できると言えるには)全然及ばない」。信頼性が今後上がっていくかについても、ことばを濁しながら「100年かかるか、1000年かかるか正直わからない。皆さんや私が生きている間にWikipediaが信頼できるようになっていくかというと、ちょっと疑問かなと思うところはある」と述べている。」 と書かれている。 いくら性善説を信じても、人によって善の方向が違うから、どうしようもない。 でも、ぼくが便利だと思うのは、ポップカルチャーなどに関する記事。 いつ頃どんな番組があったとか、そんな正式の辞典に載らないようなもの。 それについては、信じられると思っているのだが…。 イギリスの評価は正しいのだろう。 困ったものだ。 |
![]() |