考えたこと2

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親の就活アドバイス
今の大学生の親の世代は40代から50代あたり。
就活したのは20年から30年前という感じだろう。
そうなると、ぎりぎりインターネット就活の時代ではないことになる。

親の世代は就活する子どもたちを見て、なんか難しいことやってるなあ、という印象だろう。
特に今は、オンラインでイヤホンをつけて説明会を聞いていたり、インターンと称してオンラインでグループワークなるものをやっていたり…。
今の就活と、自分たちの時代は違うという認識を持ってはいるのだろうと思う。

学生と話をしていて、親はあなたの就活をどう言っているのか?と聞くと「好きなことをやったらいい」という意見が多いのに驚く。
自分自身を振り返って、「好きなこと」ができていたのだろうか。
自分ができなかったから、それを子供に達成してほしいという気持ちなのだろうか。

「これがやりたい」という学生はいいが、多くの学生の悩みは、何をしたらいいかわからない、というのが事実。(やりたいことの実現性の問題はあるが…)
仕事をしたことのない学生が、そう思うのは当たり前。
だからこそ、インターンなどの機会を利用して仕事を知ることが重要なのだ。

相変わらず、高校までのキャリア教育では、「好きなこと」がクローズアップされるのだろう。
だから学生も「好きなこと」は何だろうと探すのかもしれない。

学生に「自分にピッタリの仕事があると思っているか?」と聞くと「そう思う」という答えの多さにも驚く。
そんなものがあるわけがない。
仕事をやったことがないのだから、そもそも何がピッタリなのかもわからないのだ。

まずは仕事に自分を合わせて頑張ること。
そうやっているうちに、仕事のしんどさや辛さがわかると同時に、どんな意味があって、どんなやりがいがあるのかもわかってくる。
不幸にも3年やってそういうものが分からなければ、今の時代、仕事を変わることを考えたほうがいいと思う。
だいたい、「これは天職だ」などという人は、その仕事を何十年もやった人。
それだけやって、初めて天職かどうかがわかるのだろう。

実際は親の世代も子の世代も、社会に出るということは同じこと。
何をやったらいいかなど、親の世代も分からなかったはず。
まずはなにかやってみて、それからというのが就職というものだと思う。

ただ、最初の仕事は大事だから、少なくともこんなことはやりたくない、ということを避けるのは大事。
やっぱり少なくとも3年から5年は続けたい。
だから、続けられる仕事を選ぶのは大事だ。

子が親に求めているのは、自分の好きなことではなく、親が仕事を通じてどんなことを考えているのかということだ。
自分の仕事は面白くないから辞めといたほうがいい、というのもいいアドバイスになる。
こういう面白さはあるけど、給料は安い、というのでもいいだろう。
きついけど、給料は良いとか、緩いけど、面白くないとか…、そういうことを通じて、子供はどんな仕事を選べばいいのか、わかってくるのだと思う。

だから「好きなことをやればいい」というのは、やめてほしいと思う。

それは子供にとって何の意味もないからだ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:09 | comments(0) | trackbacks(0) |