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2020.09.03 Thursday
相馬に行く2の1
4年前に相馬に行った。
60歳で定年したのち、再雇用を望まず、東北の震災の復興支援NPOで働いている会社の後輩(年は上だが)のN君を訪ねた。 4年経って、彼ももう65歳。 これからどうするのか、話を聞きたかったのと、原発付近を見てくるのが目的。 考えたら、前回行ってから新幹線には乗ってなかったように思う。 東京に行く時はずっと車だったからなあ。 今回は贅沢に新幹線で移動。 仙台までなら飛行機の方が早くて安いのだが、電車の方が好きだから張り込んだ。 朝の新大阪も、新幹線乗り場も、圧倒的に人が少ない。 これでは経済が回復するわけがない。 新大阪を出て京都からは乗ってくる人もいない。 自粛の度合いと乗降客数は比例するのだろう。 東京で東北新幹線に乗り換えて、やまびこに乗った。 これも2割くらいの乗車率。 こんな状態やったら、リニアは保留だろうなあ。 そうこうするうちに仙台に着いて、鈍行で1時間。 飛行機できたS君と再会。 5年ぶりに会う。 S君は8月末で定年したところ。 再雇用で、まだ会社に行くらしい。 そして相馬でN君と再会。 半パンで仕事を休んで来てくれた。 聞くとNPOの事務所もリモートワークになっているとのこと。 世の中、もうリモートになっているのか。 ホテルにチェックインして、市内をまわる。 名所の神社、珍しい二宮尊徳が座っているところの石像、立ったら奈良の大仏より大きいという観音像など。 ぼくは2回目だったが、流石に4年間の歳月がN君の説明を上手にしていた。 そして、地震と津波の鎮魂記念館、観光協会、お土産の醤油を買いに行った。 ここでもさすがにN君は顔見知りになっていた。 そして、S君の定年退職の宴会。 4年前にも行った飲み屋。 魚が美味しくて、食べ過ぎた。 ぼくは酒の席で自分の大学での経験を話したが、それはわかってもらえなかったようだ。 仕方がない。 経験してないから、わからないこともある。 N君はいつまでもここで仕事をするつもりはないが…、と言っていた。 まだどうするつもりか決まっていない、ということだ。 60歳を過ぎて、どう生きるかは難しい。 ということで、また明日。 |
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