考えたこと2

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部活の是正
文科省はようやく学校の部活に手をつけた。
まだ休日だけだが、意味あることだろう。
文化部が衰退してしまった原因の一つは、指導者がいないことと、多くの文化部は学校の宣伝に使えないということだ。
高校の新聞部など、大会はやっているが、全くマスコミには出ない。
そもそも、部活を学校の宣伝に使おうとするのが間違っているのだが…。

教員の長時間労働の是正の一環として、休日の部活動の関する業務を地域に移す方針とのことだ。
2023年度から段階的に実施する。

これで少しでも文化部が復活し、スポーツ偏重が是正されればと思う。

部活動を「必ずしも教員が担う必要のない業務」と位置付けたのは正しい。
あくまでもついででやっているものだろう。
まずは勉強を教えることが仕事だ。

公教育の充実は貧しくなってきた日本では必須。
塾にいけない生徒たちの学力を担保しないといけない。

ぼくがそれに気づいたのは、高校になっても割合がわからない生徒がたくさんいることを知ったからだ。
今の大学生のおそらく半分近くが割合の概念を持っていない。
これは恐るべきことだと思う。

90年代に分数がわからない大学生が問題になったが、文科省はそれをスルーした。
それどころか、ゆとり教育と称して余計な科目を作ったりして、現場の混乱を招いた。
結局、先生がそれに対応できず、単に学力が落ちただけ、という結果になった。

また、教員養成課程も全くいじらず、先生になるための能力的資質については全く変わらないまま、今に至っている。
やれ英語教育だ、プログラミング教育だと言っているにも拘らずだ。

ぼくは部活動などなくても構わないと思っている。
その分、地域でクラブを作ればいい。
やりたい生徒はそこでやればいいのだ。
学校とひっつけるからややこしくなる。
部活の指導がメインで、教えることはついで、という先生が増える。
全く本末転倒だ。
学校は部活のためにあるのではない。

今や聞いたことのない大学出身の先生も増えた。
文科省が教育に力を入れていない証拠だ。
割合の概念を持っていない先生も増えているのではないか。

極論かもしれないが、今の状況を見ていると、そう思う。

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