考えたこと2

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新しい自転車部品
自転車のペダルのついているところがクランク。
こぐ力をチェーンに伝える部品だ。
今までは長さ165〜170mmだったが、今回の新しい自転車は140mm。
ショートクランクというもの。

クランクは長くするとテコのうでの効果で、力を増幅する効果が大きい。
でも、足の動きが大きくなり、当然上下動も大きくなる。
ショートクランクにすると、足の動きは小さくなって乗りやすいが、テコの効果は小さくなるので、力が必要になるということだ。

ショートクランクは長いこと自転車メーカーも研究してきたらしいが、なかなかうまくいかなかった。
それを解決したのが、宮崎県の発明家。
クランクの回転をチェーンを動かすギアに伝える時に、間に伸縮するシリコン入れて、こぐ力をそこに貯めるという構造を考案した。
そうすると、こぎ出しはシリコンが圧縮されるので、軽く踏めるし、圧縮が解放されるとギアに力が伝わって、ペダルを踏む力に加わる。
だから、ショートクランクでも楽に回せるということだ。

日経に記事が出ていたが、これはすごい発明だ。
シリコンの特性を変えて、自分の力に合わせたギアを作ることもできる。

自転車のクランクなど、もう枯れ切った部品かと思っていたが、こんな工夫ができるのかとびっくりした。
まだまだコストは高いが、ひょっとしたら化けるかもしれない。

宮崎県の浜元陽一郎氏は、重心が下にある杖などの介護用品などを考案して、その売上なども使って開発を進めてきたらしい。
今回それが自転車メーカー、サイクル・オリンピックの目に止まり、実用化に至ったもの。
すでに部品としてかなりの数が売れているらしい。

こういう部品を使って、安価で使いやすい自転車ができるようになれば、ありがたいことだ。

世界で普及することを望む。





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